世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級のタイトルマッチ12回戦が14日、神戸・ワールド記念ホールで行われ、同級王者、長谷川穂積(28)=真正=が、世界初挑戦の同級4位、ネストール・ロチャ(26)=米国=を一回、2分28秒TKOで降した。
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長谷川は、日本の世界王者として勇利アルバチャコフと並ぶ歴代2位タイの9連続防衛を果たした。また、世界王座4連続KO防衛は具志堅用高の「6」以来、日本人2人目の記録。
◇パワー、スピードでロチャを圧倒
長谷川がロチャを圧倒した。一回、強烈な左ストレートで足元をぐらつかせ、右フックで最初のダウン。立ち上がったところに左右の連打を浴びせて再びダウンを奪い、レフェリーが試合を止めた。ロチャは長谷川のスピードについていけず、手が出なかった。
▽ロチャ 長谷川の左が強いことはわかっていたので、対策はしてきたのに……。左をヒットされ、次の右は感じることができなかった。三回まで攻撃をしのいで、四回ぐらいから攻勢に出る作戦だった。
◆長谷川穂積(はせがわ・ほづみ)
80年12月16日、兵庫県西脇市生まれ。99年11月プロデビュー。東洋太平洋バンタム級王者を経て、05年4月にウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)に判定勝ちしてWBC世界同級王座獲得。07年10月に千里馬神戸ジムから真正ジムに移籍した。左ボクサーファイター。戦績29戦27勝(11KO)2敗。
○…長谷川が試合前、リングでの事故が原因で車いす生活を送っている元プロボクサー、岩村仁式(じんしき)さん(22)と対面し、激励を受けた。岩村さんは05年に大阪市内で行われた試合後、急性硬膜下血腫で緊急手術。約1カ月間、意識不明の状態に陥り、現在は岐阜県内の自宅でリハビリを続けている。長谷川のファンだと知った陣営が招待。控室で岩村さんにグローブを贈った長谷川は、がっちりと握手をかわした。