5月に亡くなったロック歌手の忌野清志郎さんの母校、東京都立日野高校(日野市)の吹奏楽部が、11日に開幕する夏の高校野球西東京大会の応援で忌野さんがリーダーだったRCサクセションのヒット曲「雨あがりの夜空に」を演奏する。忌野さんのファンだった野球部の嶋田雅之監督(46)が「偉大なOBに少しでも恩返しができれば」と選曲した。
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嶋田監督は大学時代、RCサクセションのCDをカセットテープにダビングし、野球の練習後などによく聴いていたという。日野高には2年前に赴任。忌野さんが同校体育館でライブを行ったり、美術部のOB展に出品してくれたことなどを聞いた。その時から「応援に曲を使えないか」と考えていた。
5月、突然の訃報(ふほう)に「少しでも恩返しを」と野球部の応援曲に使用することを決めた。最も好きな曲は「スローバラード」だが、選んだ曲は応援に合うようにと「雨あがりの夜空に」。CDを吹奏楽部に渡し、編曲を依頼した。
吹奏楽部の池田友美さん(2年)が曲を譜面に起こし、中根里実さん(2年)が和音をつけた。応援曲にロックは珍しく、「独特の歌唱法なので難しかった」と池田さん。「尊敬する先輩の曲を演奏できてうれしい。野球部にも頑張ってほしい」と練習に励んでいる。
日野高は昨夏、西東京大会で16強入りするなど都立の強豪として知られる。今夏の初戦は18日。嶋田監督は「日野高の応援曲として、来年以降も根付いてくれればうれしい」と曲がスタンドに響き渡るのを心待ちにしている。