5日午後4時15分頃、大阪市此花区四貫島1のパチンコ店「cross-ニコニコ」から出火、約400平方メートルの店内を全焼し、約20分後に消えた。
同市消防局によると、店内にいた男性1人と女性3人の計4人が死亡したほか、19人が負傷し、うち5人が重傷。出火直前に店内に入ってきた30歳前後の男が、灯油とみられる液体を店内にまいて火をつけて逃げたといい、大阪府警は現住建造物等放火と殺人容疑などで男の行方を追っている。
府警や市消防局によると、死亡した4人のうち、女性1人は店員、残る男女3人が客とみられ、身元の確認を急いでいる。
同店は鉄筋6階建ての雑居ビル1階に入居。出火当時、店内には客ら約100人がいたほか、3階の学習塾に7人、5階の不動産関連会社に29人がいた。
捜査関係者によると、逃げた男は、黒色のTシャツにジーンズ姿、茶髪だったといい、常連客との情報もある。府警などによると、正面入り口付近がよく燃えており、放火場所とみられるという。付近には赤いポリタンクと水色のバケツが残されていた。
複数の客らによると、逃げた男と人相などがよく似た人物がこの日、数万円分を負けて台をたたくなどしたため、店員に注意されて、午後3時半頃に店を出たという。府警は、この男が負けた腹いせに放火した疑いもあるとみて調べている。
現場は阪神なんば線千鳥橋駅前の繁華街の一角。商店街と隣接しており、出火当時は多数の買い物客らで騒然となった。