シアトル・マリナーズのイチロー外野手が25日、地元でのサンディエゴ・パドレス戦に1番ライトで先発出場。自身メジャー29本目となる先頭打者ホームランを放つなど、惜しくもサイクルヒットこそ逃したものの、5打数4安打、1打点と5試合連続のマルチヒットをマークした。イチローの本塁打から初回に4点を先制したマリナーズは終始優位に試合を進め、9対3で快勝。
イチローは初回、若手左腕ウェイド・ルブラン投手と対戦。カウント1-1からの3球目が内角の甘いところに入ってくると、それを逃さなかった。快音を残した打球は、ライトスタンドに一直線。先頭打者本塁打は4月23日のタンパベイ・レイズ戦以来の今季2本目だ。
2回も先頭で打席に入ったイチローは、サードへのファウルフライに打ち取られたかと思われたが、三塁手のまずい守備に助けられて再びチャンス到来。それを無駄にせず、レフト線に二塁打を放った。直後にけん制に誘い出されてしまったが、挟まれてもなかなかアウトにならず、観客を沸かせた。
4回の3打席目は、ライト前ヒット。これで自身初のサイクル安打達成までは三塁打のみとなったが、5回の4打席目はショートゴロに倒れ、最後のチャンスとなった8回の打席も、キャッチャー前の内野安打で快挙達成はならなかった。
イチローは5月31日にもサイクル安打のチャンスがあり、このときも三塁打が必要だったが、最後の打席は二塁打に終わっていた。それでも今季2度目の4安打で打率を.369にまで上昇。現在4割近い打率をマークしているジョー・マウアー捕手(ミネソタ・ツインズ)が7月上旬には規定打席に達するので、その時点での打率がどうなっているかが、首位打者争いに関しては、目下のところ注目点と言えるかもしれない。
なおマリナーズは初回、イチローの先制アーチの後も2死満塁からロブ・ジョンソン捕手が走者一掃のタイムリーツーベース。幸先よく4点を先制すると5回にはスクイズなどで2点を追加し、3点差に迫られた後の8回にはイチローのヒットを足がかりに4連打などで3点を奪うなど、打線が15安打の猛攻を見せた。
【Game Notes】
・イチローが40度目の1試合4安打を記録。現役トップはイバン・ロドリゲス捕手(ヒューストン・アストロズ)の42回。
・イチローの先頭打者本塁打29本は、メジャー11位タイ。
・24日の試合で右足肉離れをおこしたユニエスキー・ベタンコート遊撃手が故障者リスト入り。
・指名打者マイク・スウィーニーが4打数4安打、1四球(敬遠)。1試合4安打は2006年8月23日以来。
・ホセ・ロペス二塁手がこの日から復帰したが、5打数ノーヒットだった。