週明け22日のニューヨーク株式相場は、今年の世界経済の成長率が過去最悪を記録するとの予想を受け、景気の先行き懸念が強まり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は5月27日以来、約3週間半ぶりの安値となる前週末終値比200.72ドル安の8339.01ドルと大幅続落して引けた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は同61.28ポイント安の1766.19と反落した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比7億2422万株減の14億0263万株。
世界銀行は前日、世界経済の今年の成長率がマイナス2.9%と過去最大の下げ幅を記録するとの見通しを発表。最近の株式相場の上昇や景気指標の改善で楽観的な見方が広がっていた市場では、世銀の報告に「予想外に厳しい内容」(大手証券)と受け止められ、ろうばい売りが膨らんだ。
さらに、国際通貨基金(IMF)のエコノミストがこの日、世界経済の力強い回復は難しく、「下振れリスクがある」との見解を示したことも先行き警戒感を高め、商品相場や株式相場は軒並み急落した。
また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を24日に控え、積極的な買いを入れづらいことも相場の下落に拍車を掛けた。
個別銘柄では、エクソンモービルやアルコアなど資源関連や、キャタピラー、ゼネラル・エレクトリック(GE)といった景気敏感株が下落。
バンク・オブ・アメリカが急落し、シティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーなど他の金融大手も軒並み売られた。