新銀行東京から融資金をだまし取ったとして詐欺罪に問われた元行員、小川康之被告(53)ら4人の初公判が9日、東京地裁(市川太志裁判長)で開かれた。小川被告は「共謀していないし、融資金をだまし取る意思もなかった」として起訴事実を否認した。
ほかに起訴されたのは融資先の広告宣伝企画会社「エムアンドシーコーポレーション」元社長、茂田善弘被告(53)とブローカーでリサイクル会社経営、芝田明被告(43)ら。茂田被告のみ起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で「小川被告は接待などの見返りに、決算書類が粉飾されていることを知りながら融資手続きを進めた」と指摘した。
起訴状によると、小川被告は同行上野出張所に勤務していた平成17年8月、3人と共謀してエム社に返済能力があるように装い、うその決算書類を提出。同行から約5000万円をだまし取ったとされる。