事件から1年がたった秋葉原の現場。湯浅洋さんは、この場で負傷者の救助中、背後から刺され、重傷を負いました。
「(被害者は)『何で自分が・・・』という人ばかり。そういう人たちが犠牲になる事件は二度と起こってほしくない」(湯浅洋さん)
いまも頭痛や手のしびれなどの症状が続き、仕事を休んで通院を続ける生活を送っています。
「ぜいたく言わないから(事件前の)普通の生活に戻りたい。それだけですね」(湯浅洋さん)
秋葉原の歩行者天国に突如、侵入したトラック。大学生だった川口隆裕さん(19)ら3人が跳ねられ死亡、さらに、現場の目の前の店でアルバイトをしていた武藤舞さん(21)ら4人がダガーナイフで刺され、死亡しました。
殺人などの罪で起訴された元派遣社員、加藤智大被告(26)は、取り調べに対し、犯行の動機について、こう供述しました。
「自分の悩みや苦しみを携帯サイトの掲示板に書いても『ネットの人たち』はレスをくれなかった」「おれの存在をアピールしたかった」「ネットの人たちへの復讐だった」(加藤被告の供述)
これが本当に犯行の動機なのか・・。大学生だった一人息子を亡くした父親は、いまも理解できないといいます。
「(事件前に)自分でトラックにぶつかったり、体をナイフで刺してみたりしなかったのか。そうすれば、どんなに痛いか分かるはずだろう」(遺族は)
事件から1年が経ち、初公判に向けた公判前整理手続きが今月ようやく始まりますが、東京拘置所で拘置中の加藤被告は、「誰にも会いたくない」と弁護人以外の面会を拒否しているといいます。
「世の中に対する不平不満を晴らすため、誰でもいいから人を殺して、そのうっぷんを晴らすなんて、本当に許せない」(一人息子を殺害された遺族は)