ルネサス・赤尾社長 NECエレとの統合「早期共通化でシナジー期待」 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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半導体専業大手のルネサステクノロジ(東京都千代田区)の赤尾泰社長は3日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、来年4月に予定しているNECエレクトロニクスとの経営統合について「半導体の開発・生産面で共通の技術基盤を整備していきたい」と述べ、統合メリットとしてシナジー効果への期待感を示した。開発・生産体制をできるだけ早期に共通化させ、その分の経営資源を他分野に振り分けることで統合効果の最大化を目指す。

 ルネサスとNECエレは、4月に経営統合することで基本合意し、7月末に正式契約を結ぶ予定。赤尾社長は、NECエレとの統合について「両社とも自動車向けなどのマイコンに強みを持っており、統合によって業界内での競争力を高めることができる」と相乗効果を強調した。統合比率や統合形態などについては「今まさにデューデリジェンス(資産の精査)などを行っており、何も決まっていない。両社の親会社の方針も踏まえて慎重に検討していく」と述べるにとどめた。

 ルネサスは、2009年3月期連結決算で営業損益が957億円の赤字(前期は436億円の黒字)に落ち込み、10年3月期も営業損益で860億円程度の赤字に陥るとみられる。「1月に策定した固定費削減などからなる構造改革を着実に実行することで、11年3月期には(現在のルネサス単独ベースでも)黒字化できるよう道筋をつける」との方針を強調し、追加リストラの実施などについては「現時点では考えていない」と強調した。

 また、改正産業活力再生特別措置法(産業再生法)に基づく公的資金を使った資本増強については「親会社の資本政策の中での話なので、当社からいえるようなことはない」と明言を避けた。

 足下の半導体市況について「国内ではETC(自動料金収受システム)車載器向けが好調で、海外は景気刺激策を打ち出している中国向けなどでスポット受注が増えている」と当初の想定を上回る状態という。ただ一方で「工作機械など産業分野向けは底ばいで、依然として厳しい」と述べ、全体の回復基調には時間がかかるとの見通しを示した。

 米GM(ゼネラル・モーターズ)の破産法申請については「取り扱いがそれほど大きくなく影響は限定的。ただ、今後の消費マインドの冷え込みなどは注視している」と景気低迷が長期化すると、先行きに懸念を示した。