平成22年度から全国で初めての「公共施設における受動喫煙防止条例」を施行する神奈川県の松沢成文知事は3日、県内の海水浴場を、喫煙所以外では原則禁煙とする方向で検討に入ることを明らかにした。県によると静岡県熱海市や和歌山県白浜町など市町村単位での禁煙の措置はあるが、都道府県単位での規制は全国初という。
松沢知事は、吸い殻のポイ捨てが砂浜の美観を損なうことや、歩行喫煙が水着姿の利用者にとって危険であることなどを、禁煙化の理由に挙げた。またハワイやゴールドコーストなど海外の有名なビーチで禁煙の措置が取られていることなどを引き合いに出し、必要性を訴えた。松沢知事は「きれいで安全、快適に過ごせる海水浴場をアピールしイメージアップ、ブランド化につなげていきたい」と話した。
今後、横浜市や鎌倉市など関係する14市町との検討会などを実施し、既存の海水浴場に関する条例を修正するか、新しい条例を作るかしてルールを明文化する。松沢知事は「罰則も検討したい」としている。来年の海水浴シーズンに合わせ、今年の県議会12月定例会で条例案などを提出したい考えだ。14市町とも趣旨に賛同しているという。
同県内には海水浴場が約30カ所あり、年間で約460万人が訪れる。