●小っちゃな時から悪ガキで…
バイオリニストの高嶋ちさ子（４０）が第２子を帝王切開で出産。１８日午後１時５７分、２７８２グラムの男児だった。今年１月には検診で切迫流産の兆候が見つかり一時入院。危機を乗り越えての出産を自身のブログで「１回目同様切ったので、おなかを切るというのは、それはそれはつらいものでこれ以上はやめておきます……」とつづっている。
高嶋は１９６８年８月２４日、東京生まれ。父の弘之は東芝ＥＭＩの元ディレクターで、ビートルズを初めて日本に紹介した人物。また俳優の高島忠夫は伯父であり、高嶋政宏・政伸兄弟は従兄にあたる。音楽・芸能一家という環境で、６歳からバイオリンを習い始めた。
小学生の頃に銀行のキャラクターモデル、そして高校時代はファッション誌の読者モデルに。桐朋学園大学音楽学部卒業後、エール大学音楽学部大学院修士課程アーティストディプロマコース修了。０６年、プロジェクト「高嶋ちさ子１２人のヴァイオリニスト」を立ち上げる。映画「踊る大捜査線 ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ２ レインボーブリッジを封鎖せよ！」に出演したことも。９９年に会社員の男性と結婚、０７年２月に長男が誕生している高嶋だが、バイオリニストだけでなく、毒舌キャラの印象も強い。
小さい頃からガキ大将で、小３の時ケンカのし過ぎで声がかれ、医者から「３カ月大声を出さなければ治る」と言われた。しかし、３カ月もたずにケンカしたため、現在のかすれ声になったという。歌手の世良公則から「オレも悪ガキだったけど、高嶋さんほどではなかった」と言われたことも。
ブレークしたのは９９年、日本テレビの「踊る！さんま御殿！！」。本音トークが話題となった。００年のＮＨＫのスタジオパークに出演した際に、会場から笑いが絶えなかったが、本人はいたって不服。「お客さんが椅子から転げ落ちるほどの、ドッカーン的な笑いがなかった」とがっかり。トークの内容は、自身の強気な性格が引き起こすエピソードや、家族との口喧嘩の様子を面白おかしく語るものが多い。一時はトークを本格的にやってみようと吉本興業の門を叩いたこともあるが「自分の本職である音楽で、仕事をしていくべきだ」という理由で断られたというエピソードもある。
毒舌キャラはブログでも爆裂、臨月に子供の名前を男の子なら「波平」と名付けている。腱鞘炎の不安を語ってから、解決方法を「やっぱ、波平宙吊りかな？」と発言。２度の出産を経ても、毒舌ぶりはますます健在のようだ。