吉本興業の看板舞台「吉本新喜劇」の50周年記念全国ツアーが23日、東京・新宿の東京厚生年金会館で初日を迎えた。公私に親しい先輩である「ダウンタウン」松本人志(45)のできちゃった結婚に、座長の今田耕司(43)は「なんとか続きたい」と祝福。山崎邦正(41)は「松本さんが僕の娘をあやそうとしても、あんまり笑わないんです」と子供相手に苦戦する松本の意外な素顔を明かし、パパとしてのエールを送った。
新喜劇50周年と、パパになる松ちゃんの結婚。吉本興業にとってはおめでたが3つも重なり、上演中はアドリブも弾んだ。小籔千豊(35)とダブル座長で刑事役を務めた今田は、警察署内に取材に訪れたという設定のカメラに向け「あの~、松本さん、結婚おめでとうございます」。会場内が2000人の爆笑と拍手で包まれた。
20歳頃から背中を見続けてきたという松本の電撃婚に、今田は「もうびっくりしました。(父親になる姿は)想像がつかない」。松本と共演の多い山崎も発表前に結婚を知らされていたといい「(互いの家族で)一緒に旅行に行ったり、遊びに行ったりするのが楽しみ」と声を弾ませた。
7歳と5歳の2女の父である山ちゃんからは、パパの先輩として辛口も。「ホームパーティーで僕の娘2人をあやすと、今田さんはうまいんですけど。松本さんがあやしてもあんまり笑わない」とバッサリ。今田は「あんな天才の方が…」。年内に父親になるスベらないはずの男も、子供相手には照れがあるようだ。
記念ツアー中はスタッフ、報道陣にマスク着用が義務づけられるなど新型インフルエンザの不安を、祝福ムードで一掃する。年上の一般男性と熱愛中の山田花子(34)まで左手薬指の指輪をネタに「やっぱり聞きたがるんですか?」と幸せを振りまいた。
今田は「坂田利夫さんのほかに新たな独身会のメンバーを増やさないと」と冗談を飛ばす。自らは熱愛騒動で写真誌をにぎわせており「遊んでいる? イヤイヤイヤ。婚カツ中ですから。何とか続きたいですね」と願っていた。
◆吉本新喜劇50年の歩み 1959年、大阪・うめだ花月のオープンに伴い、花菱アチャコ、大村崑らの出演で「吉本ヴァラエティ」として誕生。62年「吉本新喜劇」に改称した。70年代は花紀京、岡八郎、間寛平らスターを生んだが、80年代に入るとマンネリ化。89年、うめだ花月に半年間で計18万人を動員できなかった場合には解散すると宣言した「吉本新喜劇やめよッカナ?」キャンペーンでテコ入れを図る。91年、チャーリー浜の「○○じゃあ~りませんか」が第8回日本新語・流行語大賞を受賞、人気回復に貢献する。97年、米ニューヨーク公演で海外進出。今年3月、なんばグランド花月で大阪4座長(内場勝則、辻本茂雄、小籔千豊、川畑泰史)勢ぞろいのもと、50周年記念公演を実施した。