新型インフルエンザの国内感染者は17日、大阪と神戸などで一気に増加し範囲も拡大した。この日深夜までに確認されたのは、八尾市の小学6年生の女児を含む高校生や大学生ら84人。国内感染者は、2府県で計96人(成田空港の検疫で見つかった4人を含む)となった。臨時休校や外出自粛の動きも強まり、マスクが売り切れる薬局も続出。感染ルートなどが謎のまま、出口の見えない不安が広がっている。
おでんも発売中止-。ファミリーマートは神戸市の93店舗と大阪府と京都府の一部の99店舗で、マスク着用に加え、飛沫(ひまつ)感染を防ぐため、店頭でのおでんの販売を見合わせた。神戸磯上通店の店員は「昨日から販売の中止をしている。インフルエンザの拡大を防ぐための処置。沈静化するまでは販売の再開はできない」と話した。
ホテルのキャンセルも相次いでいる。神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)では、16日以降に宿泊約30件、レストランは約30件で約200人のキャンセルがあった。ホテルオークラ神戸(同)でも宿泊で30件強、レストランは15件約100人のキャンセルがあったという。
大手スーパーのイオン(ジャスコ、ダイエー、サティなど)は神戸市、芦屋市、豊中市、茨木市の計55店舗で店員のマスク着用を義務づけ、高校生や大学生のアルバイト勤務を当面停止。関西の鉄道では阪急、阪神、京阪、南海が17日、全線全駅で乗務員や係員のマスク着用を開始した。