民事再生手続き中の北海道の百貨店「丸井今井」（札幌市）は２９日、経営の受け皿役のスポンサー企業を三越伊勢丹ホールディングスに決めた。３０日に発表する。
丸井今井の支援には、三越伊勢丹と高島屋が名乗りを上げていた。三越伊勢丹は、本店と函館店の存続を前提とし、支援額は約１３０億円。高島屋は本店と函館、旭川両店を存続させるが支援額は約１１０億円だった。
丸井今井は当初、地域経済への影響などを考え、高島屋案を中心に選定作業を進めていた。しかし、支援額が多い三越伊勢丹案の方が再建の確実性が高まると判断した。