■衆院選の比例投票先では自民が民主上回る
産経新聞社が25、26の両日、FNN(フジニュースネットワーク)と実施した合同世論調査で、麻生内閣の支持率は28.2%となり、前回調査(3月28、29日実施)より7・4ポイント増加、昨年11月調査(27.5%)の水準まで回復した。次期衆院選の比例代表の投票先は、自民党が34.6%、民主党34.0%で、麻生政権発足後では初めて自民党が民主党を上回った。自民党の党勢回復傾向が顕著になった。
[データでチェック]麻生内閣支持率の推移
政党支持率は自民党29.2%(1.7ポイント増)に対し、民主党21.5%(0・7ポイント減)で、両党の差は7.7ポイントにまで拡大。3月初めの「小沢ショック」以来、3回連続で自民党が民主党を制した。
次期首相にふさわしい政治家を聞いたところ、麻生太郎首相が前回の4.6%から倍近く伸ばして8.7%。一方、公設秘書が政治資金規正法違反の罪で起訴された民主党の小沢一郎代表は5.2%(前回5.8%)とわずかに減らした。
小沢氏について「代表を辞任すべきだ」との回答は56.6%で、前回より5.7ポイント減ったものの、依然過半数を占めている。
衆院選実施前の麻生太郎首相と小沢氏の交代については、「小沢代表が退陣し新代表の下で衆院選に臨むべきだ」との回答は57.3%で、小沢氏に対する風当たりは強い。「麻生首相は退陣し、衆院選を行うべきだ」と答えたのは23.5%にとどまった。
追加経済対策として政府が国会提出した平成21年度補正予算案について「必ず成立させるべきだ」と答えたのが79.9%。ただ「景気回復の効果が期待できる」との回答は39.5%にとどまり、「財政を悪化させるのでよくない」と答えたのが80.8%に達した。
麻生政権が経済対策として打ち出した「高速道路料金の一部値下げ」については、評価するが58.0%と高かった。
法改正の議論が活発化している臓器移植をめぐっては、「年齢などの要件を緩和すべきだ」との回答が84.3%、「『脳死』の要件を厳格化すべきだ」が77.3%に達した。