メキシコでの豚インフルエンザの感染拡大を受け、国内の旅行各社はツアーの中止やキャンセル料の見直しなどの動きを見せている。既に客からのキャンセルも数件出ているといい、担当者は「大型連休で募集も好調だっただけに残念。本格的に影響が出るのはこれからではないか」と話した。
阪急交通社は50人が参加予定だった今月29日と来月2日出発のツアーを中止。感染者が集中する首都メキシコ市を含む周遊ツアーで、担当者は「せっかくの旅行ですから、不安な気分で行ってほしくない。安全安心を優先した」と話す。
JTBも当面は、メキシコ行きの全ツアーを取りやめる。約400人が参加予定だったが、同社の広報担当者は「政情不安などと違い、『ここに近寄らなければ安全』と断言できない。リスクに配慮した」と説明。外務省が渡航禁止していない国へのツアー中止は初めてという。