タレント木村祐一(46)が長編映画を初監督した「ニセ札」が、8月27日開幕の第33回モントリオール世界映画祭コンペティション部門に出品される。同映画祭では昨年、滝田洋二郎監督(53)の「おくりびと」がグランプリを獲得。木村は「“おくりびと”に続ければいい」と期待に胸を膨らませている。
キム兄が「世界のKIMURA」への足掛かりをつかんだ。同映画祭は毎年8月から9月にかけて開催され、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ規模。「おくりびと」もここへの出品をきっかけに国内外で注目が高まり、その後、第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞という日本作品初の快挙となった。
木村は公開初日の11日、東京・テアトル新宿で舞台あいさつに臨んだ。「みんなの代表として胸を張って(レッドカーペットを)歩きたい。(海外映画祭ではカンヌで北野)武さんはちょんまげのカツラをかぶっていたので、何か一発やりたいですね」と意欲を見せた。
壇上では、ずっと泣きっ放しだった。直前に芸人、映画監督の“先輩”である「ダウンタウン」の松本人志(45)から「良かったな。オレも頑張るわ」とメールで祝福されたため。「吉本(興業)に入った時から影響を受けてきた親のような存在。本当にうれしかった」と人目もはばからず涙をぬぐった。
昭和20年代に起きた紙幣偽造事件を題材にした作品。撮影現場では、得意の料理の腕を生かし、創作おにぎりなどを出演者らに振る舞うこともあった。主演の倍賞美津子(62)から「だんだんと監督の椅子が似合うようになっていった」と労をねぎらわれる一幕も。木村は照れ隠しか「(ご褒美に)倍賞さんのおっぱいを見せてください」とジョークで笑わせた。