今年から始まった「映画館大賞」とは? | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

求人募集 福岡 博多 営業 テレアポ コールスタッフ
ハローワーク 就職 転職 求人 募集 アルバイト バイト
花粉症 除菌 除去 空気サプリ 営業代行 営業支援

本屋大賞やマンガ大賞など、“~大賞”と名の付くものが増えており、回数を重ねるたびに知名度が高まっている。その勢いに乗って、3月31日には、第一回となる「映画館大賞」が発表された。

【詳細画像または表】

 「映画館大賞」とは、シネカノンやシネマサンシャイン、シネリーブルなどを含む、全国100館以上の独立系映画館(全国展開しているシネコン以外)が観客に見てほしい映画ベスト10を選出し、それを集計して大賞を決めるもの。つまり独立系映画館で働くスタッフが決める映画大賞ということだ。

 対象作品は2008年度(2007年12月1日~2008年11月30日)に国内で公開されたすべての映画。独立系映画館のスタッフが選ぶとはいえ、自館で公開していない作品や大手の大作なども含まれる。

 独立系が対象なのは、「劇場側が自分たちで作品を選ぶことが多く、作品を吟味していること。さらに、映画好きが多く、見ている本数も多い上に、実際に観客に触れているので、数字や個人の好みだけでは現われない生の声を反映できるから」(映画館大賞実行委員会の杉原永純氏)。これは書店員が中心になって作品を選ぶ「本屋大賞」や「マンガ大賞」と同じ考え方といってもよい。

 選ばれた作品は、5月22日より約1週間にわたり、ユーロスペースで行われる特集上映会で公開し、各日豪華ゲストによるトークショーを予定している。

1回目の1位は『ダークナイト』

 1回目の1位に選ばれたのは、『ダークナイト』。昨年、米国で歴史的大ヒットとなった作品だ。期待された日本での興行成績は16億円と低迷したものの、内容の良さは評価されていた。

 2位は『ぐるりのこと。』。昨年6月に公開され、木村多江、リリー・フランキーが主演を務めた映画。生まれたばかりの子供の死を乗り越える内容で、出演者はブルーリボン賞や日本アカデミー賞などでも賞を受賞。

 3位は『おくりびと』。アカデミー賞外国語映画賞の受賞でもおなじみの作品。1位になるかと思いきや、映画館のスタッフでは3位となっている。

 そのほかは、以下のとおり。普通のランキングとはひと味違った順位となっている。

 さらに映画館大賞では、「あの人の1本」と「蘇る名画」の特別部門がある。「あの人の1本」とは、映画に深く関わる人が、オススメ映画を紹介するもので、イラストレーターのみうらじゅんが『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』。映画監督の岩井俊二が『おくりびと』。女優の蒼井優が『百万円と苦虫女』を薦めている。

 「蘇る名画」は2008年に特集上映やリバイバル上映された旧作映画から鮮やかに蘇った作品を名画座館主が選ぶもの。市川崑監督の『幸福』(1981年)が選ばれた。

●映画館大賞の公式サイト:http://www.cinemirai.com/eigakantaisho/

本屋大賞やマンガ大賞のような展開はできるのか? 

 映画館大賞の主催は映画サイトのシネミライ。映画館と観客をつなぐことを目的に全国に300以上ある独立系映画館に呼びかけ、100館以上の協力を得てスタートした。イベントの狙いは、公開規模や興行収入に関係なく、質の高い作品を紹介すること。

 年に800本以上が公開され、1本当たりの上映期間も短くなってきている昨今では、いい作品でもあってもすぐに埋もれてしまう。さらに、テレビ局や大手の映画会社の後押しがないものは、どうしても見逃されがちにある。

 そうした中で、観客の反応を身近に感じている映画館のスタッフたちが選ぶことで、数字だけでは出でこない作品を選び出せる。現に、1位の『ダークナイト』を見ても、洋画の大作でありながら、日本では興行収入的にはヒットしなかった作品だ。

 さらに、独立系の映画館が開催するメリットとして、上映するための契約条件さえ折り合えば、臨機応変に上映できる俊敏性にある。半年先まで上映作品が決まっているシネコンとは違い、独立系の映画館は上映作品をある程度自由に選べるのだ。よって、すでに上映が終わっている映画であっても、大賞に選ばれた作品をすぐに再上映できる。とはいえ、問題点もある。それは大賞発表後の映画館側のメリットが少ないのだ。

 本屋大賞やマンガ大賞では、大賞が決まった後、受賞作が大々的に書店に並べられるため、売り上げに直接反映する。だが、映画館大賞で選ばれる作品は、すでにDVD化されているものばかり。DVDの売り上げは伸びるかもしれないが、独立系映画館の客足が伸びることにはつながりにくい。

 杉原氏は「確かに、映画館の売り上げが一気に伸びることはないが、映画館大賞の知名度が上がれば、再上映をしたときに観客は映画館に来ると思う。そもそもの狙いが埋もれてしまったいい映画をすくい取ることなので、リバイバル上映して、利益を上げられれば、大きな意味があります。それにDVDが売れることも広い意味では映画市場を盛り上げることなので十分プラスだと考えています。本屋大賞なども回数を重ねることで、知名度を高めています。まずは、映画館大賞の知名度を上げるため、いい作品を選び続けていくことが大事です」と言う。

 また、大賞受賞作や入賞作のDVDには、映画館大賞のラベルなどを付けて、知名度を広げていくとのこと。

 4月には、音楽業界からも第一回目となる「CDショップ大賞」が発表される。CDショップの店員が前年に発売された音楽CDのベスト1を決めるものだ。このようにメディアごとに売り上げ向上を狙った「~大賞」が増えている。だが、知名度と信頼を勝ちとっても、売上増につなげるには一工夫が必要だ。映画館大賞が観客動員をどのようにして高められるのか、今後の展開がカギを握るだろう。