2009年春闘は、交渉をリードする自動車・電機の主要企業がきょう18日、一斉に労働組合側に回答する。
トヨタ自動車の年間一時金が10年ぶりに要求額に対して満額割れとなるほか、東芝など電機大手は4月の定期昇給の時期を先送りする定昇凍結に踏み切る企業が多く、軒並み厳しい回答となりそうだ。
トヨタの労使は17日、2009年春闘の年間一時金(ボーナス)交渉で、要求額(198万円)を12万円下回る186万円とすることで合意した。賃金改善(実質的なベースアップ)は組合員1人当たり4000円の要求に対してゼロ、賃金制度維持分(定期昇給に相当)は要求通り7100円とすることですでに一致しており、トヨタの春闘は事実上、妥結した。一時金は、業績の大幅な悪化で前年実績より67万円減少し、1995年(184万円)以来の低水準の回答だ。一時金は夏冬2回に分けて93万円ずつ支給するが、冬の支給分は、必要に応じて秋以降に再交渉することになった。
日産自動車は、「基準内賃金の5・2か月分」の一時金を求める労組側に対して、「4か月」を軸に調整している。定昇相当分(月額6000円)の維持についても協議が続いている。
ホンダは定昇維持で回答する見通しだが、労組が要求する「5・5か月」の一時金は、満額回答が難しい情勢だ。また、日野自動車などは定昇カットを労組に伝えている。
一方、東芝は同日、定期昇給を4月から半年程度、凍結する方針を固めた。シャープは定昇は維持するが、実施時期は今後、労使間で継続協議する。三洋電機は、定昇の実施時期を半年~1年程度先送りする方向だ。日立製作所やNECも同様の対応を検討している。パナソニックはベアゼロだが、実質的に定昇を維持することで妥結した。