<上海列車事故>21年たち報告書、遺族に配布 高知学芸高 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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88年に修学旅行中の私立高知学芸高校(高知市)の生徒と教師28人が死亡した上海列車事故で、学校側が7日、事故後の対応などをまとめた事故報告書を遺族に配布し始めた。11日までに配布し、15日に遺族を招き報告書に対する意見などを聞く。今月24日で事故から21年。遺族からは「あまりにも遅い」との声があがっている。

 事故では、中国・上海郊外で同校の修学旅行生らを乗せた列車が対向列車と正面衝突し、生徒27人と引率教諭1人が死亡した。村岡高光校長によると、報告書は約160ページで、旅行計画▽事故発生直後の状況▽中国との補償交渉▽裁判の経過--などの内容。21年かかった理由について、村岡校長は「裁判で編集が中断したり、編集する教員の入れ替わりがあった。文言の修正や加筆にも時間がかかった」としている。

 長女裕美子さん(当時16歳)を亡くした矢野美城雄さん(65)宅ではこの日、村岡校長が「長い時間がかかり申し訳ない。学校の社会的、教育的な責任を記し、事故を伝えるものとしてまとめました」と報告書を手渡した。矢野さんは「なぜ21年かかったのか。責任をきちんと認め、遺族の気持ちに寄り添ってほしい」と訴えた。

 事故では生徒3人の遺族が学校に損害賠償を求めて高知地裁に提訴(請求棄却)。裁判で当時の校長が妻同伴で参加したパック旅行を下見としていたことなどが判明した。原告の遺族は、学校の慰霊碑に子どもの名前を刻むことを拒否している。