桃の節句の3日、日本航空は旅客機の出発準備から飛行までをほとんど女性スタッフだけで手がける「ひなまつりフライト」を運航し、羽田空港(東京都大田区)でセレモニーを開いた。日本の航空会社では初の試みという。航空業界に多くの女性が進出し、活躍する姿をアピールした。
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このフライトは、午前9時55分出発の羽田発広島行きJL1605便(ボーイング767-300型)。出発前の機体整備、貨物の搭載、搭乗前の案内、客室サービス、運航管理、副操縦士など、フライトにかかわるほとんどの業務を女性計34人だけで手がけた。男性は機長と整備責任者の2人だけだ。
乗務した立川円副操縦士(31)は「記念すべきフライトに携われて光栄です。女性らしい柔らかな操縦を心がけたい」、1等航空整備士の武藤美希さん(30)は「機体点検でも細やかな気配りを心がけている。女性のパワーを感じた」と話した。この日がラストフライトとなる後藤紀之機長(62)は「女性副操縦士がキャプテンとして飛ぶ日を心待ちにしています」と話した。
出発ゲートには、女性スタッフが職場ごとの制服姿などで並び、内裏びなと桃の花のイラスト入りの横断幕を掲げ、桃の節句を華やかに演出。乗客にひなあられなどを配り、搭乗を見送った。
日航によると、羽田地区の従業員は約6000人で、このうち約半数が女性。かつては男の職場だった整備士に24人、運航乗務員として副操縦士が2人、貨物搭載・誘導業務には約250人の女性が進出している。