ワールドベースボールクラシック日本代表が27日、1次ラウンドの決戦会場になる東京ドームで初めて全体練習を行った。首痛で25日の強化試合を欠場した亀井義行も練習に参加。28名のメンバーがそれぞれ1時間半、汗を流した。ここまで実戦4試合で内野安打3本のイチローだったが、フリーバッティングでは東京ドームのライトスタンドにライナーでぶち込むなど鋭い当たりを連発。投手陣では渡辺俊介や山口鉄也がブルペンで投球練習を行った。練習後には藤川球児や松坂大輔らがマウンドに集まり、マウンドの硬さをチェックする場面もあった。
初戦を6日後に控えて、原辰徳監督は「わずかとは考えていない。この時をしっかりと使ってチームをより強い状態にしたい」と落ち着いた様子。4番が期待されている稲葉篤紀は決戦場での練習に「いつ始まってもいい準備ができている。緊張感が高まってきている」と気合が入っていた。
今後、日本代表は28日に埼玉西武、3月1日に巨人との強化試合を行い、5日の1次ラウンドA組の初戦(中国戦)に備える。