2008年に全国の警察が受理したインターネット上の名誉棄損や中傷、脅迫に関する相談は前年比30%増の1万1516件だったことが26日、警察庁のまとめで分かった。名誉棄損と脅迫事件の検挙も25%増の計173件で、いずれも統計の残る2000年以降最多となった。
ネット上の中傷では、お笑いタレントのブログ(日記風ホームページ)に「人殺し」などと事実無根の書き込みをしたとして、警視庁が名誉棄損や脅迫容疑で男女19人を捜査。ほかにもブログなどに中傷が書き込まれる事案が多発しており、トラブルの増加が統計でも裏付けられた。
ネット関連の相談件数は12%増の8万1994件。このうち「詐欺、悪質商法」が15%増の3万7794件で最多を占め、「迷惑メール」は30%増の6038件、「不正アクセス、ウイルス」は51%増の4522件で、「ネットオークション」は29%減の8990件だった。いずれも2000年以降増減を繰り返しているが、「名誉棄損、中傷、脅迫」は一貫して増えている。