「大宏池会構想」が浮上 きょう麻生、古賀両派幹部会合 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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■実現なら第2派閥 他派は警戒

 麻生太郎首相率いる自民党麻生派(為公(いこう)会)と古賀誠選対委員長がトップの古賀派(宏池会)の幹部らが4日夜、都内の中華料理店で会合を開く。故池田勇人元首相が創設した派閥「宏池会」の流れをくむ両派が合流する「大宏池会構想」が急浮上した形だ。実現すれば町村派に次ぐ第2派閥となる。次期衆院選での自民党各派の勢力減が予想される中で、衆院選前後に起きそうな派閥再編を見越した動きだ。天下分け目の衆院選で、民主党と政権の座を争うことになる自民党だが、派閥再編の主導権争いをする“元気”はあるようだ。(大谷次郎)

 これまで古賀、麻生両派の中堅クラスが数人で会合を持つことはあったが、多数の幹部が一堂に会すのは初めて。会合は古賀派側が、河野洋平衆院議長の議長在職記録更新のお祝いを名目に呼びかけた。麻生派側は当初警戒したが、「最終的に首相がゴーサインを出した」(周辺)ことで実現した。

 4日夜の会合には、麻生首相も出席する予定だ。古賀派からは古賀氏や谷垣禎一元財務相、太田誠一元農水相、川崎二郎元厚労相らが出席。麻生派からは中馬弘毅元行政改革担当相や鈴木恒夫前文科相、森英介法相らが参加する。

 古賀派幹部は「大宏池会の話題は当然、出るはずだ。麻生氏が首相の今がチャンスだ」と語る。

 古賀派は党内第3派閥で61人、麻生派は第6派閥で20人。「大宏池会」が実現すれば81人となり、津島派(68人)を抜いて町村派(90人)に迫る第2派閥に躍り出る。

 内閣支持率が低迷し、厳しい政権運営が続いている麻生首相にとって、今回の会合は、古賀派を取り込み、党内基盤を強化するねらいもある。早期の合流が実現しなくても、古賀派には菅義偉選対副委員長や鈴木俊一元環境相ら「麻生シンパ」が多く、連携を強めることになる。

 一方、古賀氏にしても、不仲説がささやかれる麻生首相との関係修復で、影響力アップを期待できる。古賀氏は昨年11月に「為公会と一緒に大宏池会になっておけば良かったと思わなくもない」と発言。このころから麻生派との連携を模索しはじめたという。

 他派閥は大宏池会構想に警戒感を示している。「議員間の感情的反発があり、そう簡単に合流できない」(町村派議員)と見る向きもあるが、合流が実現すれば麻生、古賀、谷垣各氏ら有力議員を擁する大派閥となって党内勢力図は塗り替えられるからだ。「他派に比べ古賀、麻生両派は選挙に強い議員が多い」(ベテラン)とされ、衆院選後は町村派を抜いて第1派閥になる可能性もある。

 古賀、麻生両派の接近は、派閥再編の動きを誘発するかもしれない。

 「宏池会」の流れをくむ派閥は平成18年12月には古賀派、谷垣派、麻生派が鼎立(ていりつ)。20年5月に古賀、谷垣両派が合併して現古賀派と麻生派の2派となった。