東京消防庁は29日、救急隊が急病の成人女性を搬送する際、カーナビの指示に従ったところ、病院に最も近い高速道路の出口を通過し、到着が17分遅れたと発表した。女性は到着時、心肺停止状態で、病院で死亡が確認されたという。
同庁によると、19日午前5時40分ごろ、北区の住宅から「急病人が発生した」と119番があった。救急隊員は同6時5分、初めて行く病院(中央区)だったため、カーナビに住所を設定し、出発した。
しかし、首都高速道路上を走行中に目的地を通過し、案内が終了。すぐに近くの出口で降りたが、本来より約2倍の距離を走行し、同6時38分に病院に到着したという。