ソフトバンクモバイル(東京都港区、孫正義社長)は29日、春商戦向けの新モデル9機種を発表した。世界初となるダブルワンセグを搭載した新世代AQUOSケータイ「932SH」(シャープ)など、ユーザーがワンセグ、カメラ、ゲームなどを従来以上に楽しめる機種を投入した。
【写真特集】ダブル・ワンセグケータイなどソフトバンクが発表した春モデル9機種
「932SH」は臨場感あふれるサウンドや映像を楽しめる「リアル3Dゲーム」も実現した。このほか、「930CA」(カシオ)は世界最速0.99秒で起動する高画質8.1メガピクセルカメラを搭載した約16.5ミリのEXILIMケータイ。開き方に応じてキー表示、配列が変わる「2WAYキー」を搭載したVIERAケータイ「930P」(パナソニックモバイル)、女性を中心に人気を集めているハローキティ携帯第三弾の「831SH KT」(シャープ)などを発表した。
また、「830N」(NEC)はインターネット上のさまざまな情報をリアルタイムに表示する「モバイルウィジェト」に対応した。「831P」(パナソニックモバイル)は便利な12個のワンタッチ機能を搭載。「831SH」(シャープ)は「スマートリンク辞書」や「モバイルウィジェット」など機能を充実させた。「731SC」(サムスン)は日、英、韓、中、ポルトガル語の5カ国語表示に対応できる。さらに、法人向けの「830SH for Biz」(シャープ)も投入する。
孫社長は「携帯がインターネットマシン化すると言いだしたのが去年。今年どう進化するかだが、携帯電話がより楽しい世界を作っていきたい。携帯のまったく新しい楽しみ方を出していきたい。コンテンツの勝負と、時代は変わると思っている」と説明した。
今回の発表会は吉本興業の芸人が協力し、一般客も招待した新しいスタイル。孫社長は「一般のお客様もご案内してという発表会は初めて。発表会は単に私どもが新製品を説明するのが通常だが、今回は史上初めて、吉本のお笑い芸人の皆さんに来ていただいて、ご協力いただく、新しい試み」と自賛した。
この日の午前中にはKDDIのauも春モデル12種を発表している。