第58回川崎記念(28日、交流GI、川崎、ダート2100メートル、定量、1着賞金6000万円)C・ルメール騎乗で昨年のJRA最優秀ダートホースに輝いたカネヒキリ(牡7歳、栗東・角居勝彦厩舎)が、逃げるフリオーソを直線でかわして優勝、単勝1・1倍の圧倒的1番人気に応えて7度目のGI制覇を飾った。勝ちタイムは2分13秒3(稍重)。
08年のJRA最優秀ダート馬、カネヒキリが今年最初のGIを勝利で飾った。スタートから先行したカネヒキリは、すぐにサクセスブロッケンをかわして2番手からの積極的なレース運びで、道中は逃げるフリオーソをぴたりとマーク。最後の直線ではルメール騎手のゴーサインに応えて差を詰めると、ゴール前でフリオーソを捕らえ、1/2馬身差をつけてゴール。着差以上の強さを見せつけ、GI3連勝を飾った。
1/2馬身差の2着は3番人気フリオーソ(船橋)、さらに3馬身差の3着には2番人気サクセスブロッケン(JRA)が入った。
カネヒキリは、父フジキセキ、母ライフアウトゼア、母の父デピュティミニスター。通算成績は18戦11勝(うち地方5戦4勝、海外1戦0勝)。GIは05年ジャパンダートダービー、05年ダービーグランプリ、05年ジャパンCダート、06年フェブラリーS、08年ジャパンCダート、08年東京大賞典に続いて7勝目。