年間1000万円以上の手数料収入がある生命保険営業の実態 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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この不況で世の中はどんどん厳しくなっている。国の社会保障制度もそうだし、昨今の雇用問題からみても、会社が一生ボクらを守ってくれる時代ではない。となれば、万が一の病気や事故に備えて、保険には入っておいたほうがよさそうだ。でも、保険って何を基準に選べばいいのかがよく分からない。さらに「万が一」とはいっても、具体的にどんな保障が必要になるのかも今ひとつピンとこないし、月々どのくらいの保険料を払うのが適正なのかも分からない。そもそも、保険に入っていれば本当にボクは守られるのだろうか。

周りの友人に話を聞くと、みんなが支払っている月々の生命保険料は1万円くらい。これはかなりの出費だ。果たしてそれだけ払う価値があるのかというのもちょっと疑問。そんなわけで保険の疑問をハッキリさせるため、調べてみることにした。

保険について調べるとはいったものの、正直ボクには縁遠い話。何から調べればよいのかもよく分からない。そこで、まずは保険について何が分からないかをはっきりさせるべく、生命保険業界に転職した知人に話を聞くことにした。彼は現在、某外資系生命保険会社のかなり成績優秀な営業で、年齢は40代前半。ボクの申し出に「受注」のにおいを嗅ぎつけたのか、ウチの近くまで来てくれるという。待ち合わせ場所に行くと、高級外車に乗り、パリッとしたスーツを着込んだ彼がすでに待っていた。駐車場が近所にないから都心のホテルのラウンジで話そうという。そこなら車も置けるし…と。ああ、なんだか、ずいぶん羽振りがよさそうだなあ。

ラウンジに着くと、彼は保険の説明に入る前に自分が「MDRT(Million Dollar Round Table)」の会員であることを明かした。MDRTとは、保険会社の枠を越えた生命保険・金融サービスの専門家による国際的かつ独立した組織。入会基準は厳しく、一部のトップ営業しか加入することはできないらしい。ちなみに現在、世界の86カ国に3万9218人(2008年6月現在)の会員がいて、日本の会員数は2990人(2008年3月現在)。年に数回の会合があり、情報交換や勉強会、社会貢献の一貫としてボランティア活動も行う。

なんかすごそうだけど、MDRTに入るにはどういった基準が?

「雇用形態によって若干の違いがあるけど、基本的には保険会社から発行される成績証明書を出す必要があるんだ。基準は、初年度手数料として年間約1000万円の営業成績をあげていなきゃいけない。この基準は毎年変わるけど、平均してこのくらいだね」

ちなみに初年度手数料とは、契約を取った生命保険から初年度に営業に入る手数料のことで、要は営業の収入だ。ちなみに2008年度のMDRTへの入会基準は初年度手数料1100万円だそう。ところで1000万円以上の手数料、ということは売り上げはもっとあるということ?

「その通り。このくらいの手数料を稼ぐためには、月1万円の保険料で、年間250件以上の契約を取らなきゃいけないんだ。1年365日として、休日も入れれば稼働日にはほぼ連日受注していないと達成できない数字だよ。でも、もっとすごいCOT(Court of the Table)とかTOT(Top of the Table)なんていう称号を持っている人もいて、彼らはかなり稼いでいるね」

COTとはMDRTの入会基準の約3倍、TOTに至ってはなんと約6倍の手数料を稼ぎ出した人だとか。ええと、それっておおざっぱに計算すると年収3000万円以上とか、6000万円以上ってことですよね…。

大変そうだけど、生命保険の営業って儲かるんだなあ。「でも、なぜそんなに稼げるの?」と疑問を抱いたボクはさっそく取材を開始。『生命保険の『罠』』(講談社+α新書)の著書である後田亨氏に話を聞いた。

「確かに10年近く前なら、生命保険で稼げた営業も多かったかもしれません。現在でも年棒で2000万円以上稼ぐ人はいますが、それはごく一部の人です」(後田氏)

でも、生命保険会社の経営内容を開示した冊子(ディスクロージャー誌)を調べてみると、平均収入がかなり高い企業もあるようなのですが…。

「例えば、日本のプロ野球選手の平均年俸が3631万円(2008年)。大リーグではその9倍以上の300万ドル(2006年)ですが、これらの数字は日本プロ野球では阪神の金本選手の5億5000万円、大リーグだとヤンキースのアレックス・ロドリゲス選手が約30億円(年俸換算)といったような一部の高額年俸者が平均年俸を引き上げているからです。生命保険業界もこれと同じ構造といえるのです」(後田氏)

なるほどねえ。生命保険の営業でバリバリ稼いでいる人はいるけど、それって年間数百件レベルの契約を獲得している一部の人だけなのね。きっと、それだけ契約を取るには苦労も多いんだろうな。そのあたりの実情はどうなっているのだろう?