ビール類(発泡酒、第3のビールを含む)の2008年の販売実績で、サントリーが初めてサッポロビールを上回り、販売シェア(占有率)で業界3位に浮上したことが8日わかった。
サントリーが3位になったのは、1963年にビール市場に参入以来初めて。同社のビール事業は、営業利益ベースで初めて黒字転換する見通しだ。
両社が8日発表した昨年の販売実績によると、サントリーの販売数量は前年比9・3%増の5959万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と前年を大きく上回った。
大手4社の中で唯一、缶商品を08年9月まで値上げせず、節約志向の消費者の支持を集めた。一方で、高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」も2割増となり、消費者が高級品と低価格品を買い分ける「二極化」志向もうまくつかんだ形だ。
これに対して、サッポロは8・5%減の5630万ケースにとどまった。
アサヒビールとキリンビールは08年の販売実績を9日に発表するが、アサヒが8年連続で首位を守る見通しだ。