年の瀬に向かって不況が深刻化する中、全国のハローワークに大勢の失業者が集まっている。26日は官庁の仕事納めだが、各地の主なハローワークは30日まで延長して窓口を開き、職や住居を探す失業者の相談に応じる。
ハローワークでは失業者に雇用促進住宅をあっせんしたり、生活資金の貸し付けなどの相談業務を行っている。例年はこの日で窓口を閉じるが、派遣切りの続出を受けて業務を延長することになった。ほとんどが土曜日の27日も窓口で対応する。
東京・新宿のハローワーク新宿西新宿庁舎には、午前8時半の業務開始と同時に職を求める人々が姿を見せ、パソコンを使って黙々と仕事を探していた。