もしもし、ひとみ?
あたしだよ、わかる?
あいちゃん?
うん。
ひとみ、
あたしの事 探しているんだってね。
今あの通学路の途中で、喫茶店をやっているよ。
来たらいつでもいる。
ひとみ、来たら コーヒーとピザトーストご馳走するよ。おいで。
田舎に帰ると、
趣味のいい喫茶店に、あいちゃんがいる。
働きながら、振り返る。
ひとみ?来てくれたの?
うん、来たよ。
夢?
ああ、夢か。
いつでも、実家に連絡すれば会えると思った。
電話は違う加入者が使っていた。
あいちゃんを探している時、クラス会のお知らせをしてくれた 幹事に聞いても、あいちゃんとつながりのある人がいなかった。
それどころか、
『呼ばれているかどうかもわからない。』
と言われた。
年に何回か、あいちゃんの夢を見る。
本当に尊敬できる人が、同じクラスにいた事。
時間が経ってから、それに気がついた事。
でも、
大丈夫。
また、
逢える。
きっと・・・。