イマジネーション



帰り道

シナリオを読みながら 歩く




私に

与えられたのは 久美子という少女の役



村祭りの日に・・・

『そんなに ゴム風船が欲しいなら 自分で買えばいいのよ』



鏡に向かい 

鏡に手をつき


久美子ちゃん こんにちは

仲良くしてね



あなたのセリフは 私なら

勇気がなくて 言えない セリフ



あなたは どんな人?

どんな ふうに 話すの?


久美子は 見つめ返す

今は お人形のように



誰にも すがれない

舞台奈落の底で



神様に 祈る様に


私は久美子と一体になる



私はあなたが 好きになった

ハッキリ言えるあなたが



出番が来た


目のくらむような

ライトのなかへ