3年生の卒業式。
高校の卒業式を見るのは初めてだったけど、中学の卒業式よりおごそかな感じだった。

卒業式が終わり、体育館そばの芝生のところで出てくる先輩を見ていた。
塩崎先輩も出てきた。

「先輩?」
塩崎先輩はそばに来てくれた。

芝生はコンクリートのところで終わっていて、そこが腰掛けられる高さになっていた。

学校からのプレゼントの紙袋と、卒業証書の筒を持って先輩がそこに腰掛けた。
私も隣に座った。


私は・・
その時自分でも全く予想していなかった言葉を言った。

「第2ボタンちょうだい。」

自分の言葉に、自分で驚いた。

そして同時に、その言葉が真実なのだと感じた。



high schoolmemory
高校1年
終了


先輩が第2ボタンをくれたかどうかは、読者の方のご想像に委ねます。

女子の先輩やクラスメートにあんなになんでもないと言っておきながら、罪悪感がないとはいえません。
だけど、ごめんとも言えません・・・。