担任の先生が、あいちゃんに突然帰るように言った。
クラスがざわめいた。
『あいちゃんの家が燃えている。』
伝令の様に情報は伝わった。

坂道を登ってすぐの処があいちゃんの家だが、行きたい気持ちを押さえた。

行っても足手まといになるかもしれない・・。


翌日すぐ、登校したあいちゃんの近くに行った。
あいちゃんは
一言、
「猫が焦げた・・。」
と言った。
あいちゃんは何を言っても何となく可愛い。
苦しい事があっても、表現は極小さい。
それが作ってなくて、我慢してる感じでもなくて、可憐なのだ・・。

1階は水浸しで、2階は暮らせると言っていた。

あいちゃんは何故だか、ほかの子より苦しい事が多い・・。
そんな言葉が心をよぎった。
だがまだ苦しい事が追い討ちをかけてくるとは、
私も、
あいちゃん本人も全く想像していなかった。



※high school memoryは2010年、ブログを始めた頃から書いています。