2010年10月より、11月までからの続きです。
また週末に書くつもりです。


「16才の夏」


宮下先生に薦められて入ったバレーボール部だったが、
いちど入ってしまうとそれなりの束縛はあった。

もともと、スポーツは苦手だと思う。
しかしギター部に入部できなかった事、ポプコンのテープ審査で落ちた事であまりやる事がなくなった。

アンダーパス、オーバーパスなどの基礎から練習。

特に私は走るのが嫌いだったので、基礎トレはきつかった。
何か得意な事が欲しくてサーブの練習をたくさんしてみた。
それで、良いサーブになったのが評価され、インターハイではピンチサーバーとして起用された。


全体の結果は惨敗。

夏は合宿。
合宿にはギターを持ち込んだ。

一年の前で歌った。
「違う人みたい。」
と言われた。


一年のみんなに、メタルテープで録音したジョンレノンのダブルファンタジーを聞かせてあげた。

『マキ』と『ミッチ』と『ゆかり』と『きんちゃん』
4人とも『キスミーラブ』で笑いすぎってくらい笑った。
全部聞き終わり、
「ほかのロックとどこが違うかわかるか?」
と聞いた。
4人とも、わかんない、と言った。

テープはマキに渡した。


カレーは肉の嫌いな先輩に配慮して挽き肉カレー。
マキと私は目をあわせ、密かに悲しみをわかちあった。


合宿は疲れた。


家に帰ると、
高校野球を見た。

荒木大輔の活躍が目立っていた。


16才の夏やすみはそんな風に過ぎ去った。