
昨日、今日と
FAカップの準決勝が行われた。昨日は
アーセナルVSブラックバーン。アーセナルが
ファン・ペルシーの2ゴールなどで
3-0と圧勝。そして、今日カーディフにあるミレニアムスタジアムで先週水曜日にUEFAカップ敗退が決まった
ニューキャッスル・ユナイテッドと我が
マンチェスター・ユナイテッドが決勝をかけて戦った。先週、最下位の
ノーウィッチにふがいない負け方をし、来期が危ぶまれていたマンチェスター・ユナイテッド。そして、
チェルシーの
ピーター・ケニオン氏と
黙秘会談(代理人も同席していたらしいので、移籍交渉のはずだ)を行っていたという事実が発覚した
リオ・ファーディナンド。と、
いい噂がこのところないマンチェスター・ユナイテッドが今日はどう戦うのか。注目の一戦となった。前回とは違い、ほぼ
ベストメンバーで望んだ。ツートップに
ウェイン・ルーニー、
ファン・ニステルローイ。中盤はボランチに
ロイ・キーン、ゲームメーカーに
ポール・スコールズ、右は
クリスティアーノ・ロナウド、左は
クウィント・フォーチュン。DFラインは右から
ガリー・ネヴィル、
リオ・ファーディナンド、
ウェス・ブラウン、
ガブリエル・ハインツとなった。対する
ニューキャッスルは、ツートップは
アメオビ、
アラン・シアラー。
キーロン・ダイアーはUEFAカップで
太ももを痛めて今日は欠場。ベストメンバーとはいえない状態であった。そして、
2時に試合開始のキックオフ。小雨が降る中、試合は始まった。まず主導権を握ったのは
マンチェスター・ユナイテッド。中盤の
ポールスコールズが
2タッチ以内でボールをさばき(これが相手陣内のスペースを面白いように作った)、
クリスティアーノ・ロナウドや
フォーチュンといったサイドを有効に使い、さらには両サイドバックの攻撃参加が頻繁にあって、
超攻撃的に試合を進めた。そして開始18分、右サイドのDFを振り切った
ロナウドからのクロスを
ファン・ニステルローイが
絶妙ボレーをサイドネットに突き刺す。これで先制。そしてこの勢いはとどまることを知らなかった。
ウェイン・ルーニーが今日は
抜群に冴えていた。攻守にわたり基点となり、ニューキャッスルをかき回し続けた。ときに相手のクロスをスライディングで阻止し、ときにスキを見るやいなや、高速ドリブルを自陣から
40メートルくらい行う。そして、44分、またも
クリスティアーノ・ロナウドからのアーリークロスを二アサイドに飛び込んだ
ポール・スコールズが
ドンピシャのヘッド。これで2-0で前半を折り返す。後半も最初から飛ばし続けたマンチェスター・ユナイテッド。57分には右サイドからのクロスを
ルーニーが踏ん張り、こぼれだまを
ファン・ニステルローイがフリーで
冷静に右隅にシュートを決め、3-0。この1分後に、カウンターを食らい、うまく体を入れた
アラン・シアラーが流し、
アメオビが
ゴールを決めて3-1とするも、ニューキャッスルのいいところというと今日は
これくらいしかなかった。そして勢いが止まらないマンチェスター・ユナイテッドは、75分、
ファン・ニステルローイのポストプレーから
クリスティアーノ・ロナウドが
ダメ押しの4点目。これで試合は決まった。そして危なげなく試合終了のホイッスルが吹かれた。今期、何度も
マンチェスター・ユナイテッドの試合を観ているが、今日は
今期ベスト3に入るくらいの試合だった。攻撃、守備、どれをとっても。攻撃もワンパターンではない。
カウンター、速攻、遅攻。ときにドリブル突破。
ファン・ニステルローイもポストプレー、そして自分で突破するなど、本調子に戻りつつある。そしてなにより
中盤がすばらしかった。守備面では
ロイ・キーンが必ず顔を出し、それを
スコールズ、
ルーニーが組み立てる。今期中盤がうまく組み立てられなかったのが嘘のような試合運びであった。
ルーニーに関しては攻撃、守備、何をとっても
文句の付けようがなかった。
ルーニーはすぐにラフプレーをしたり、審判を罵ったりする癖があるのだが、今日はとても
大人であった。決勝は
永遠のライバルである、
アーセナル。去年から続いていたアーセナルの
連続無配記録を49試合で破ったのは言うまでもなく
マンチェスター・ユナイテッド(スタジアムで観ました)。そして今期、ホーム&アウェーで2連勝しているマンチェスター・ユナイテッド。もちろんアーセナルが黙っているわけではない。今度こそ勝ちに来るだろう。お互いチャンピオンズリーグは敗退しており、プレミアリーグもほぼ
チェルシーが優勝を手中に収めている。残ったタイトルはそう、この
FAカップのみ。決勝は戦争になるだろう。1点で勝負が決まるかもしれない。しかし、マンチェスター・ユナイテッドがこの波を維持すれば
今期初タイトルも夢ではない。