日本VSバーレーン戦、選評。 | フットボールジャーナリストへの道(It`s from my point of view. and I would tell you frankly what I think. )。

日本VSバーレーン戦、選評。

バーレーン戦メンテナンスも無事に終わり、4月を迎えました。みなさんこれからもよろしく。そして寄稿もお待ちしております。早速ですが3月30日に行われたバーレーン戦についてコメントを書きたいと思う。結果はみなさんも知っての通り、1-0で日本の勝利。そして、ゲームを観戦した方はオウンゴールによるラッキーなゴールでの勝利ということもおわかりいただけるだろう。そしてメディアは「中田英寿」の起用法、そして中村俊輔が勝利に導いたと豪語している。しかし、僕の見解は違う。もちろんラッキーなゴールで勝ったことは言うまでもない。しかし、中村俊輔が勝利をもぎ取ったと言えるのかどうか。個人的にゲームを見た感想。そしてMVPは中田英寿だったと僕は思う。3-5-2という、日本の得意なフォーメーションを敷いて臨んだ。3バックは中沢の高さで完全に相手のロングボールを壁のようにはじき返していた。中盤はどうだったか。中田がボランチという低い位置にいることにより、球離れがよくなり、左右にボールを振り、サイド攻撃が生まれたのは誰にでもわかること。献身的な動きで相手からボールを奪ってからの判断の速さはすばらしすぎる。注意してゲームを見るとわかるのだが、彼はボールを受ける前に必ず、後ろをみてトラップをする。そして驚きなのが、ボールを奪いにいくときにも左右に首を振って、どの位置でボールを奪うかを見ている。サッカーをやっていない人にはわからないだろうけれども、ボールを奪いに行ってから相手を探すのがやっとなのに、それを事前にできる、彼のプレーはすごい。そして福西と交代で前に、後ろに動き回り、自分でスペースを作り、ダイレクトプレーを増やした。その結果、後半からはサイド攻撃が増え、サントス、加地からのクロスボールが劇的に増え、チャンスが生まれたのは彼なしではできなかっただろう。ではなぜ得点が生まれなかったのか。それはクロスの精度、飛び込む人数の少なさである。せっかくサイドにボールを展開しているのに中を見ると2人しかいないことが多い。そして、こぼれだまをいい位置で拾うことができない。あれだけ攻めて、点が取れないのはおかしい。かといってFWのせいでもない。クロスの精度だ。サントスは早めのクロスを入れたり、時にファーサイドを狙ったりするのだが、加地についてははっきりいってワンパターン。常にふわりと浮かしたクロスのみ。クロスを上げると見せかけて、ニアサイドに思い切りシュートを打つスペースはなかったのか。相手GKは安心してただろうし、相手DFも安心してクリアすることができた。中村俊輔にも同じことが言える。何度壁にキックを当てたことか。彼のキックのセンスから考えると、「なぜ」と言う場面が多かった。まとめてみると、中田の存在、プレーというのはすばらしかった。そして、それを潰しまくったクロスの精度。今回はラッキーで勝てた。しかし、次はアウェー2連戦。簡単にいくとは思わない。次の試合は6月なので、欧州組も早期の合流が可能。試合前に十分な練習を重ね、クロスの精度を上げることが最大の問題点だと考える。