どうも、絶賛夏休み中の人です。就活とかは知らん。
今回はタイトル通り久々にLinuxを触ってみました。
経緯を簡単に書いてみますと、
某予備校の採点アルバイトがInternet Explorerでしかできないため、モバイル用にPC購入
↓
画面小さすぎてめちゃ採点しづらく、結局デスクトップで採点
↓
余ったPCで遊びましょう
こういう経緯なので、何も考えず32bit UEFIなパソコンを買ってしまったんですよね。
残念ながら、某マイク◯ソフトの都合で生まれた32bit UEFIにLinuxは公式対応しておりません。
しかしまあ、それはLinuxの世界。ごにょればいけます。
以下手順。あ、Windows PCが別に一台あることが前提ですよ。
◯使用したもの◯
・パソコン(HP Pavilion x2 10-n010tu)
・OSインストールのためのUSB(4GBあれば十分)
・Ubuntu Mate 64bit(UbuntuのUnityはAtomで動かすのは厳しかったため)
https://ubuntu-mate.org/
・Universal USB Installer
https://universal-usb-installer.jp.uptodown.com/windows
・bootia32(32bit UEFI用のブートローダ)
https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/blob/master/boot/bootia32.efi
・rtl8723bs用ドライバ(そのままでは無線LANが使えないため)
https://github.com/hadess/rtl8723bs
ライブUSBに解凍して入れておいてください。
※Ubuntu Mateの代わりにUbuntuをインストールする方は以下は多分不要
・USB 無線LANトングルorUSBテザリングできるスマホ
◯手順◯
1.Universal USB Installerを使ってライブUSBを作成
選択するisoは自分でダウンロードしてきたものです。私はUbuntu Mateを使いましたがUbuntuでもLinux Mintでも結構です。
2.EFI/BOOTにbootia32.efiをコピー
3.PCでBIOSを起動してセキュアブートを無効、USBブートの優先順位を一番上に
4.Grubの画面が現れたら、Eキーを押してブートオプションを編集
「quiet splash」の部分を 「nomodeset」に変更してください。これは、Intelの内蔵グラフィックとGrubの相性が悪く、スプラッシュ画面で固まってしまうのを防ぐためです。
5.OSが起動したら、普通にインストール
インストールのオプションですが、私はデュアルブートはせず、ディスクをクリアしてインストールしました。恐らくWindowsとのデュアルブートも可能ですが私は試していません。
インストール中に、Grubがインストール出来ない旨のエラーでインストールが終了しますが、これはインストーラが64bitのブートローダをインストールしようとしているためです。OS自体のインストールは終了していますので、お気になさらず。
6.USBを挿入したまま再起動し、Grubのメニュー画面でCキーを押してコマンド画面を開く
1.linux (hd1,gpt2)/boot/vmlinuz まで入力したらTABキーを押す。自動でカーネルバージョン部分を補完してくれます。
2.続いて、root=/dev/mmcblk0p2 reboot=pci,force と入力してEnter
3.initrd )hd1,gpt2)/boot/initrd まで入力してTABキーを押す。そしてEnter
4.bootと入力しEnter
7.15分ほど待ってからクリックすると、ログイン画面が出現するのでログイン
8.(Ubuntuの方は9へ)何らかの方法でインターネットに接続。
ターミナルにて
apt-get update && apt-get install build-essential
と入力。Ubuntu Mateではこの手順を踏まないと次の手順でソースをmakeできません。
9.解凍して入れておいたrtl8723bs用ドライバのソースフォルダをPCへコピー。そのフォルダを右クリックし、「このフォルダ内で端末を起動」を選択
ターミナルにて
make
sudo make install
sudo modprobe r8723bs
以上で無線LANが使えるようになります。開いている端末上で、
apt-get install grub-efi-ia32 grub-efi-ia32-bin
sudo pluma(Ubuntuの方はgedit) /etc/default/grub
テキストエディタが開かれるので、
「quiet splash」の部分を「nomodeset」に変更し保存
sudo update-grub
以上で使える状態には持っていけていると思います。お疲れ様でした。
なお不具合として、
・Bluetoothが使えない(なんとかできるかも)
・音が全く出ない(なんとかならなさそう)
・サスペンドが使えない(なんとかならなさそう)
・タッチパッドのマルチタッチが使えない(なんとかできるかも)
・ディスプレイの輝度が変更できない(手をつけていない)
以上がありますね。これはUEFIというよりデバイス固有の問題ですけど。
私の使用環境では以上の不具合は特に問題ではないので、このまま使おうと思います。
ネット上ではバッテリー消費が激しいという情報がありましたが、Ubuntu Mateでは今のところそんな感じはしませんね。
Ubuntuも試したところバッテリー消費が激しかったので、Unityになんらかの原因があるのかも知れません。
これでプログラミングの勉強が捗るといいなーと思います。
次は枯れたラップトップ買おう...
おわり。
P.S.
現在のデスクトップ
私ががっつりLinuxで遊んでいたのは5年くらい前だと思いますが、その頃はUnity VS Gnome3論争が激しかった時期ですかね。
そんな中Linux Mintが軽いと評判で流行っていましたが、時の流れは早いもので、Ubuntu Mateなる公式フレーバーが出ていたんですね。
初めてインストールしてみましたが、UIも私の好みでいい感じです。
XubuntuやLubuntuでも良かったのですが、UIはリッチなのが好きなんですよねぇ...
Linux界隈だと嫌われそうな嗜好ですが。
今回はタイトル通り久々にLinuxを触ってみました。
経緯を簡単に書いてみますと、
某予備校の採点アルバイトがInternet Explorerでしかできないため、モバイル用にPC購入
↓
画面小さすぎてめちゃ採点しづらく、結局デスクトップで採点
↓
余ったPCで遊びましょう
こういう経緯なので、何も考えず32bit UEFIなパソコンを買ってしまったんですよね。
残念ながら、某マイク◯ソフトの都合で生まれた32bit UEFIにLinuxは公式対応しておりません。
しかしまあ、それはLinuxの世界。ごにょればいけます。
以下手順。あ、Windows PCが別に一台あることが前提ですよ。
◯使用したもの◯
・パソコン(HP Pavilion x2 10-n010tu)
・OSインストールのためのUSB(4GBあれば十分)
・Ubuntu Mate 64bit(UbuntuのUnityはAtomで動かすのは厳しかったため)
https://ubuntu-mate.org/
・Universal USB Installer
https://universal-usb-installer.jp.uptodown.com/windows
・bootia32(32bit UEFI用のブートローダ)
https://github.com/jfwells/linux-asus-t100ta/blob/master/boot/bootia32.efi
・rtl8723bs用ドライバ(そのままでは無線LANが使えないため)
https://github.com/hadess/rtl8723bs
ライブUSBに解凍して入れておいてください。
※Ubuntu Mateの代わりにUbuntuをインストールする方は以下は多分不要
・USB 無線LANトングルorUSBテザリングできるスマホ
◯手順◯
1.Universal USB Installerを使ってライブUSBを作成
選択するisoは自分でダウンロードしてきたものです。私はUbuntu Mateを使いましたがUbuntuでもLinux Mintでも結構です。
2.EFI/BOOTにbootia32.efiをコピー
3.PCでBIOSを起動してセキュアブートを無効、USBブートの優先順位を一番上に
4.Grubの画面が現れたら、Eキーを押してブートオプションを編集
「quiet splash」の部分を 「nomodeset」に変更してください。これは、Intelの内蔵グラフィックとGrubの相性が悪く、スプラッシュ画面で固まってしまうのを防ぐためです。
5.OSが起動したら、普通にインストール
インストールのオプションですが、私はデュアルブートはせず、ディスクをクリアしてインストールしました。恐らくWindowsとのデュアルブートも可能ですが私は試していません。
インストール中に、Grubがインストール出来ない旨のエラーでインストールが終了しますが、これはインストーラが64bitのブートローダをインストールしようとしているためです。OS自体のインストールは終了していますので、お気になさらず。
6.USBを挿入したまま再起動し、Grubのメニュー画面でCキーを押してコマンド画面を開く
1.linux (hd1,gpt2)/boot/vmlinuz まで入力したらTABキーを押す。自動でカーネルバージョン部分を補完してくれます。
2.続いて、root=/dev/mmcblk0p2 reboot=pci,force と入力してEnter
3.initrd )hd1,gpt2)/boot/initrd まで入力してTABキーを押す。そしてEnter
4.bootと入力しEnter
7.15分ほど待ってからクリックすると、ログイン画面が出現するのでログイン
8.(Ubuntuの方は9へ)何らかの方法でインターネットに接続。
ターミナルにて
apt-get update && apt-get install build-essential
と入力。Ubuntu Mateではこの手順を踏まないと次の手順でソースをmakeできません。
9.解凍して入れておいたrtl8723bs用ドライバのソースフォルダをPCへコピー。そのフォルダを右クリックし、「このフォルダ内で端末を起動」を選択
ターミナルにて
make
sudo make install
sudo modprobe r8723bs
以上で無線LANが使えるようになります。開いている端末上で、
apt-get install grub-efi-ia32 grub-efi-ia32-bin
sudo pluma(Ubuntuの方はgedit) /etc/default/grub
テキストエディタが開かれるので、
「quiet splash」の部分を「nomodeset」に変更し保存
sudo update-grub
以上で使える状態には持っていけていると思います。お疲れ様でした。
なお不具合として、
・Bluetoothが使えない(なんとかできるかも)
・音が全く出ない(なんとかならなさそう)
・サスペンドが使えない(なんとかならなさそう)
・タッチパッドのマルチタッチが使えない(なんとかできるかも)
・ディスプレイの輝度が変更できない(手をつけていない)
以上がありますね。これはUEFIというよりデバイス固有の問題ですけど。
私の使用環境では以上の不具合は特に問題ではないので、このまま使おうと思います。
ネット上ではバッテリー消費が激しいという情報がありましたが、Ubuntu Mateでは今のところそんな感じはしませんね。
Ubuntuも試したところバッテリー消費が激しかったので、Unityになんらかの原因があるのかも知れません。
これでプログラミングの勉強が捗るといいなーと思います。
次は枯れたラップトップ買おう...
おわり。
P.S.
現在のデスクトップ
私ががっつりLinuxで遊んでいたのは5年くらい前だと思いますが、その頃はUnity VS Gnome3論争が激しかった時期ですかね。
そんな中Linux Mintが軽いと評判で流行っていましたが、時の流れは早いもので、Ubuntu Mateなる公式フレーバーが出ていたんですね。
初めてインストールしてみましたが、UIも私の好みでいい感じです。
XubuntuやLubuntuでも良かったのですが、UIはリッチなのが好きなんですよねぇ...
Linux界隈だと嫌われそうな嗜好ですが。