犬ごはん先生いちかわあやこです。

 

11歳と10歳の元気すぎるパピヨンと暮らしています。

 

 

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雑誌ですごくいいコラムを読みまして。

 

わたしも当たり前の日常を詩的に伝えられたらいいなと思いまして。

 

 

 

すごくいい文を思いついて、

 

「こりゃわたしも詩人だな!」

「日常を描く連載の依頼とか来ちゃったりして!」

 

 

と、調子のいいこと思いまして!!!!!

 

 

 

 

・・・寝たら忘れました。

 

 

 

 

 

もう、それ、思いついてないのと一緒なのよ。

 

寝てリセットしたらいけないこともあるのよ。脳め。

 

 

 

 

 

 

さて今日は「犬のごはんやおやつのアイデアを出す前の話」を書いてみようかと思います。

 

 

構想段階、どんなレシピを作るかを考える前の段階で何をしているか。

 

 

 

レシピ作りとか、やってみたいぞ!という方に参考になれば。

 

 

 

 

 

 

レシピを作るというのは、常に新しいものを創造していく仕事です。

 

 

 

漫画家が新作を描き続ける、

 

ミュージシャンが新曲を作り続ける、

 

建築家が新しい建物を設計し続ける、

 

 

それと同じ。

 

 

 

 

過去のものはずっと残るけれど、

 

新しいもの”も”作り続けるお仕事。

 

 

 

 

だから自己満足では成立しなくて、かといって平凡では面白味に欠ける。

 

 

心を動かす圧倒的な何かが必要、とわたしは思っています。

 

 

 

 

 

 

オムライスとかパスタとか〇〇丼みたいなオーソドックスなレシピは大抵1~2年目で出し切るので(笑)

 

そこからは常にアイデア収集と発想の転換。

 

 

 

 

しかも犬の食べ物は塩味、しょうゆ味、ソース味みたいに味付けでのバリエーションが作れません。

 

 

だからといって、一般的に手に入りにくい食材に走るのはわたし個人的には違う。

 

 

 

 

 

レシピは作って、楽しく食べてもらって完成。

 

掲載されただけ、公開しただけでは未完成。

 

 

というのがわたしの信念。

 

 

 

だから「それ、どこで買えるんです?」みたいな食材のオンパレードにはしたくないし、しない。

 

 

 

 

「飼い主としての目線」も忘れずに、

 

オリジナリティを掛けに掛けていく作業です。

 

 

 

 

 

これがまたヒーヒーいうほど大変な時もあるけれど、

 

ものづくりが好きな人にとって、これを超えた時の感動と爽快感がたまらないのだと思う。

 

 

 

 

 

長年続けていれば、アイデア云々ではなく

 

「過去にやったものを消去法でふるいにかけて浮上してきた、作っていないメニュー」

 

から発想をスタートすることもある。

 

 

 

ただ、できればそういった「余り物枠」のものづくりは避けたい。

 

どーにもこーにもモチベーションが上がりきらんのです。

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ人間、

アイデアに行き詰まることはある。

 

 

アイデアに詰まったら、特定の調理器具や食材で何かできないか、

 

一見料理と関係ないテーマと組み合わせられないか、視野を広げます。

 

 

 

 

これは企業さんからの依頼だと難しかったりするのだけど、

 

わたし個人で出すレシピはやりたい放題ですから(笑)

 

消去法ではなく、発想力で自分に挑みます。

 

 

 

 

 

例えば、最近のわたしの脳内アイデア会議は・・・

 

 

 

①計量カップだけで作れるとか?

 

→なんか弱い。パンチない。

 計量カップのままレンジ調理をするなら、レンジ対応のものが必要になる。

 

 はかりの代わりに計量カップを使うメリットがあるレシピ、そんなにあるだろうか。

 

 

 しかも、作っている自分をイメージしても全然楽しくない。笑

 ということは、伝える時も楽しくない。

 

 これ今は却下。アイデアの種として覚えておく。

 

 

 

 

②ファミレス風のレシピとか?

 

 

→今年の春に給食風のレシピを作っているから、若干方向性がかぶる。

 

 ファミレスレシピ=犬ごはん・犬おやつの定番レシピが多いから、

 意外性のある要素を重ねないと弱すぎる。

 

 今は間に合わないから却下。

 

 

 

 

③秋食材を使ったレシピ?

 

→ここ数年、毎年雑誌の特集でやらせてもらって、さらには自分でも作って、

 定番モノはやり尽くした感。

 

 コロナの影響でナチュラルなものや癒し、節約に気持ちがシフトしている人が多い中、ド派手なハロウィンって感じも違う。

 

 

 

 でも、秋食材を使ったレシピはまだ作れそうな気がする。

 

 スペイン料理を犬用にアレンジして、そこに秋食材をプラスしてみよう。

 

 

 食器は秋らしくベージュ系で、デザインも秋色くすみカラーで。

 

 がっつりスペイン風デザインにすると重たいから、

 記号やデザインの特徴だけ採用。

 

 

 

で、これができました↓

 

 

>スペイン風、秋の犬ごはんと犬おやつレシピ

 

 

 

 

 

 

④夏に水族館っぽいレシピ、どうよ?

 

→「水族館 メニュー」とかで調べても、特にピンとは来ない。

 かといって、オール魚料理ってのもなんかなぁ。

 

 魚モチーフ縛りだと子供っぽい感じになりそうで、今のわたしにはちょっと合わない。

 

 わたしは「魚料理」というより涼しげなレシピを作りたい気がするから

 透け感を入れつつ、海辺のモチーフのデザインを重ねてみよう。

 

 

で、これができました↓

 

 

※本当はもっとイラストや色の透け感を入れたかったんですけど、わたしの技術が追いつかなかった!笑

 

>ヒンヤリ&簡単調理の犬ごはんと犬おやつレシピ

 

 

 

 

これは6月か7月に出そうと今年の春に思いついていたのですが、

 

とにかくしっくり来ないのオンパレードで、8月にようやく納得できる形になりました。

 

 

 

 

こんな感じで大枠を作って、食材や調理方法など、

 

色々な視点からメニューを考え、調理に至るのであります。

 

 

 

 

その都度壮大なテーマがなくても良いと思うんですけど、

 

テーマ設定をした方が楽しく作り込めるし、色々な判断もしやすいので

 

最近はテーマを設定することがお気に入りです。

 

 

 

 

 

と、長々と書いてみましたが、

 

「楽しく気軽に作れて健康的なものがいいよね!」

 

という着地点でありたいなと思うのでした!

 

 

 

 

 

スペイン風☆

秋の犬ごはんと犬おやつ

>レシピはこちらから

 

 

 

 

 

 

 

下差し再生回数7000回突破!!基本の犬のクッキーレシピ

 

 

 

 

 

 

下差し乾物で作る犬ごはんの作り方動画

 

 


 

 

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