きみを求め続けてきた
スーパーガール
幼い日から
スーパーガール




泣きそうな僕に目をとめて
なんでもないよと慰める

悪ガキ達をひっぱたき
僕のおもちゃを取り返す


きみを求め続けてきた
スーパーガール
幼い日から
スーパーガール




僕を認(し)らない教師に向かい
あなたなんかにワカラナイワ!

遠くにある星は
小さく見えるものなのよ


きみを求め続けてきた
スーパーガール
幼い日から
スーパーガール




世間が僕を笑うとき
わたしはあなたを知ってるわ

僕の腕に腕を絡め
蹴飛ばすように歩き出す


きみを求め続けてきた
スーパーガール
幼い日から
スーパーガール





お前はそのまんまるにした目で私の目の奥を見つめながら

わたしの中に何を見つけたのだ?

わたしの未来がそこに見えたのか?

それともわたしの過去が


わたしが隠す欲望か

あざけりか

あきらめか

おまえが前足でじゃらして遊ぶ玩具をそこに見つけたというのか


わたしも未だ知らないなにものかを見つけたというなら

その甘い声でそっと耳打ちして教えてはくれないか

わたしには欠けたものがある

それはいつ手に入るのだ?


そんなわたしの下心を見透かしたのか

伸ばしたわたしの指先をひらりとかわして

しなやかなしっぽの先でわたしの鼻をちょんとくすぐると

扉のすき間から外へ出て行った


猫よ

おまえのように生きられたら


いや

いつかおまえにも人を生きる順番が回ってくるのか

そして思わせぶりな猫の眼力にうろたえる日がくるのかもしれない




WOWOWで“The Fighter”を観た。
2010年のアメリカ映画。

実在のボクサー、ミッキー・ウォードの人生を描いた作品。

始まって20分後から観た。

最強と言われたチャンピオンからダウンを奪い、街の英雄になったという過去の栄光を持つ兄。

息子のことは自分がすべて知っているという思い込みから、プロモーターとしてミスリードをして行く母親。

ハイジャンプの選手として大学に入学しながら中退し、いまはバーテンダーをしている新しくできた恋人。

これらの人物と主人公のミッキーの結びつきを映画は描いていく。

たまたま映っていたから観始めた映画で、この映画の存在も知らなかった。

しかし、しばらく観続けるうちにチャンネルを変えられなくなっていた。

それは、ひとびとのこころの真実が映し出されていたから。

ジャンルは違うけれど、こういう作品に出逢うと自分もじっとしていられなくなる。









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