5、偶然訪れた児童養護施設での実習。そこでの衝撃が私の人生を大きく変えた。
〜何者でも無かった一人の保育学生が世界に挑戦するまでの物語〜
「育児のあり方を根本的に変える必要がある」
そう20歳の時に訪れた児童養護施設の実習中で強く決心してから2年経過。
ただ頭の中で思っているだけでは何も変わらない。
分かってはいるものの何も行動していなかった。
そのまま時は経ち、22歳になった。
私はアメリカで1年間ホームステイ先の子どものお世話をするベビーシッター留学(オペア留学)をすることになった。
この経験が、私の今までの「育児のあり方を根本的に変える」のきっかけの方法を知る機会となった。
行った先のホストファミリーの家族構成は、2歳の男の子と1歳の双子の3人の子ども達。
ホストパパはエンジニアで会社と家で仕事をしていた。ホストママは週2日間はお医者さんでそれ以外は主婦だった。
そこでの生活は衝撃的だった。
ホストママが家に居てもホストパパが子どもを病院に連れていく
ホストママが家に居てもホストパパが仕事から帰ってきてご飯を作ることもあった
これまでお父さんは朝から晩まで仕事へ行き、帰ってきたら奥さんが作るご飯を食べる
これが私の固定概念だったのだ。
だから私はホストパパに聞いてみた。
「日本人の多くの男性は、妻が専業主婦もしくは家にいる日は、仕事から帰ってきて家事をする人は少ないと」
そしたらホストパパ言った。
「確かにインドも男性が仕事、女性が家事や育児をする」という考え方は昔からある。だけど今は時代が変わってる。
そもそも女性が育児や家事をすることも、立派な仕事である」と。
家に帰ってきた瞬間から、同じ空間にいるのだから家事、育児を分担するのは当たり前だと言った。
そこでようやく日本で虐待事件が年々増え続けている本当の意味が分かった。
年々、女性も働く人が増えていく中で、家族間でも日本社会そのもの全体がまだ「女性は家事と育児をするもの」だと思っているところ
そして変えようとする人が少ないことに問題があったのだと思った。
確かに子どもを保育園や幼稚園に預けるまでは、ほとんどの場合お母さんが子どもを育児している。
そして待機児童問題があり、いつまで経っても仕事に復帰できない、子どものせいだ
そんな風にストレスが溜まり、虐待にも繋がるのだろうなと思った。勿論他にも要因はあるが、、
そして気晴らしの為に子どもを連れてカフェに行くと、子どもが泣いた時には周りからの視線が痛い
結局家で過ごすという様な流れだ。
そこで私はあるアイデアを思いついた。それが後の私の人生のビジョンとなった。