風邪を引いていた息子くん💦

最近またぶり返してしまい、病院へ行くことにしました。

息子は現在五歳。知的障がいをともなう自閉症です。

診察で痛いということが記憶として残ってる場合、覚えてたりすることがあって、耳鼻科だけは診察室に入る前から嫌がることが多く(前回の印象が悪かったら特に💦)、その時々で大変なこともあるのですが、鼻風邪など咳の少ない場合は、耳鼻科で看てもらうようにしています。

なんだか耳鼻科のが治りも早いような気がするんですよね💦

それに、苦手なことを避けていては、もしもの時に苦労が倍かかってしまいそうなので、私が頑張れるあいだはめげずに連れて行き、耳鼻科はこういう所だよと知ってもらいたいと考えています。


最近では五歳になり、周りの状況がよくわかってきたせいもあって、耳鼻科に着いた時点で嫌がったりがあったので通うのが難しくなるかなと思っていたのですが…

(この前インフルエンザの検査もしちゃったからね。・゜゜(ノД`))

ですが、今回は嫌がるけれど看てもらえたし(看護婦さんも一緒に動かないように手伝って下さいます)、初める前は抵抗しましたが、私の声かけを聞いてくれ頑張れました。

回数を重ねたからかな?
鼻をとってもらうと楽になれるとわかったのか、途中から力を抜き出してました
(;゚∇゚)

先生も「凄いねー。いいよー。」と言って下さり私もすかさず「そう。上手~。できるよ。」と褒めました。

そんな息子ですが、久々の耳鼻科でのお話。

もう年齢も五歳ともなると、いくらベビーフェイスでイケメンではあっても身体が大きめな息子くん。
(親バカですみません💦今では早産で小さく産まれてきたのが嘘みたいです…💦)

言葉も話せずなのですが、嫌な時やして欲しい時などには「んー。んー。」言うので最近では周りの方からの反応が、一旦フリーズし観察されてる感じを受けることがある今日この頃…。

当初異様に嫌がる息子に先生も「ん❓」と言う顔をしていたように感じたので、私もたまらなくなり、「先生…。実はこの子には障がいがあるんです。」と言ってみたのです。

そしたら先生の返答が
「知ってましたよ~。」ニコッ‼️
って爽やかにおっしゃって……。

あはははは…。( ̄▽ ̄;)💦

あー、(゚〇゚)ですよね~…って。

それを聞いてショックなような、ほっとしたような、ホントにわかってた?( ゚ 3゚)とか、複雑な気持ちにはなりましが、息子に障がいがあるから普通の治療はできないというようなことはせず、嫌がって迷惑をかけちゃう息子のことも、皆と同じように看てくださったことがとっても嬉しかったです。 


というのも、他の病院で息子が風邪で看てもらおうとした時に、息子の胸の音も聴かず、口の中も看ずにお薬を出す先生がいたからです。
 
診察を早々と終わらせようとする先生に、

「それが先生、この子口の中が赤くなってて、物を食べる時痛そうなんです。熱もそのせいかもあるかもしれません。」
「せっかく来たんだから口も見てもらうよ。」
と息子に言ったら先生が振り向き

「○○君お口開けれそぅ?」

とはなっから無理でしょと言いたげな、諦め顔…。

私も医者じゃないのにでしゃばって嫌な患者かもしれないけど、息子の情報を世の中で一番知ってるのは私だけだし伝えもします…。


ちなみに小児科では嫌がりませんがお腹を看てもらう時に、くすぐったがって動いてしまうことがあります…。
だから、看ずらいし、はなっから指示が通らない、嫌がってるからできるだけ嫌なことは避けたいと思ってるようですが…。

それがハンディがあるということで最もフォローして頂く必要がある部分なのですが…

そしてハンディをもつ子どもの親も常にどうすれば子どもにとって良い状態になるのか必死だということは、ご理解して頂くことがまだまだ難しいようです。

(全ての先生ではありません。中には素晴らしい先生もいらっしゃいます。)

………。


でも先生は感情が読み取りずらい赤ちゃんのことは必死になって看るでしょ。
自分の力では伝えられない子ども達もいます…。
先生は赤ちゃんならどういうふうに看るのだろう?
たぶん胸の音や口の中の状況、ささいな情報から探ろうとするんじゃないかな…?

先生にとっては赤ちゃんと息子とでは、力も可愛さも違うと思ってるかもしれないけど、尊い命はまったく同じで、私にとっては同じくらい可愛くて大切な存在だよ。
その息子を看てくださいと信頼し、お願いしてるんだよ………。

心の中では思ってた。
そんな当たり前の診察を躊躇されたり看てもらえない息子はホントに可哀想だなと思ってしまいます。


だけど、なぜか言えないんです…。
思ってるのに言えない…。

くすぐったがるから悪いんだ。
先生は怖がってしまってるのかな?

私は自分の息子だから全て受け入れてるけど、先生は違ってる…

息子についての説明がきっちりできてないから(口開けてと言うと開けれます)無理だと判断されたのかな。
くすぐったがるそれだけの元気があれば大丈夫って思われてるよね。
見ればわかるって医師の判断もあるのかな…
って勝手に卑下して納得してる自分がいて…


だけど現実には息子は笑いたくて笑ってるとは限らないし、辛い場面で笑うこともある、痛みにも鈍感な所があったりもする。

だけど、私はなぜそのことを強く伝えられないんだろう…。

毎回なにかしらの葛藤があります。

ハンディがあることでやっぱり傷ついちゃうことが度々あったり、思いを伝えるのにかなりの理解や、労力が必要なことがたくさんあります。

心が荒野にならずにいるためには、他者からのわかろうとこちらに入り込み助けてくれようとする優しさに触れた時や、そん方々との出会いにより心が満たされるていくことなんじゃないかなと思います。

耳鼻科の先生が息子に
「来週も看せて下さい。」って言ってくれるだけで、迷惑かけてしまったのに最後まで看てくれようとすることにありがたいなぁー、嬉しいなぁー。って思ってしまいます。

健常者には当たり前のことが、ハンディがある息子には当たり前ではないこともあり、なんだかなぁ…と思ってしまうけど、これが社会の現実なのかもしれない…。

悲しいなぁ。

だけど、そうやって私だけに結果を伝えるだけでなく、息子の目を見て「頑張ったね」って語りかけて下さる方々がいます。

その受けた愛はずっと忘れることはありませんし、いつまでも私を支える力となっています。

息子もちゃんとわかっています。

帰りはいつもスマイルです。
「ありがとう。」って思ってると感じます。