私には二人の子供がいます。

娘誕生後、数年の歳月を経て、息子が誕生しました。

35週も残りわずかのある晩、夜中に何か異変を感じ起きると…
破水でした…

慌てて眠る娘を預け、主人の運転する車で病院へ向かいました。

まだ、早すぎるよ…

まさかの事態に震える身体……
残してきた娘の顔が頭に浮かびました。

「破水してませんねぇ…」
そんなはずはない。

するとすぐに、先生から
「あ、してます、破水してますっ。」
というお言葉が……
やっぱり…と安心するべきでないところを変に安心する自分…

高位破水ということで36週を待って、帝王切開で出産することになりました。

前回のこともあり食生活には気をつけていたのに…

「本当にごめんね。」

心が張り裂けそうだった。

入院中娘が会いにきてくれた。
いつも可愛く結んであげている髪ができなくてごめんねと、切なくなった。

あんなに一緒だったのに、この日から娘との時間が少ないものとなっていったのです。

張り止めの点滴をしていると体質なのか、手術前にはだんだん浮腫出し、トイレの回数が減り、手術時には血圧が160になりました。

「また妊娠高血圧を併発してるんじゃないか」と破水を見立てていただいた男性ドクターが…
私もドキドキと心臓が高鳴り出しました。


すると、担当医の若い女性ドクターが、
「そんなこと言わないでください!大丈夫だからね!」
と肩を触ってくれました。

余裕がない心とは逆に、
先生めっちゃかっこいい!
なんて思っているうち間もなく、息子が産まれ産声を聞いた時は、本当に安心しました。

「お子さまは小さく低血糖と多呼吸がありますが、そのうち落ちつくと思われます。」

ドクターからの言葉に少し心配になるものの、身体が異常にしんどくて、看護婦さんには伝えたのですが、痛み止めの注射をした辺りから上半身が痒くなり出し息がしにくくなりました。

夕方には全く動けなくなって、もしかすると何かのアレルギーだったのかな、なんて思います。

身体が重くて、すぐ側に母がいるのに声が出せなくて助けも呼べず、頭の中では大げさですが、「神様、どうかあの子達のために助けて下さい。お願いします。」と必死にお願いしていました。

人って本当にしんどい時には、人に助けを呼べないものなのかもしれません。

朦朧としながら迎えた朝。不思議と辛さが取れていたのを覚えています。

「あの子はどうなったのかな?」


幸せな日々が送れるはずだと思っていたのに…
まさか、先が見えない毎日になることなどこの時は予想もしませんでした。