最高気温37℃・・・もうバテバテです。
さて
親から子への性教育に絡んで思い出した、昔のこと。
私は小学校低学年の頃から、親とは別々の部屋で寝ていました。
こういうのは家庭それぞれ、スペース的な事情もあるでしょうけど、
つい先日友人から、うちの娘は高校生になるまで同じ部屋(それも両親の間!)で寝ていたよというので、
それにはとても驚いた。
自分の部屋がちゃんとあるのに…?
家庭の方針だから意見するつもりは無いけど。
うーん、子供の自立心が低いのか、親が子を可愛がり過ぎるのか。
子供のいない私が口出しすると、あまりいい顔をされないので・・・
いつも黙っていますけどね。
さて、私は小さい頃からたくさんの本を読んでいたせいか、想像力がかなり豊かな子供だった。
夜ベッドに入って電気を消してから、本の中のある怖いワンシーンなどをふっと思い出し、
真っ暗な部屋で寝ているのが怖くなってしまうようなことがよくあった。
そんな時は下の階で寝ている母のもとへ行き、首の後ろにスースーする薬を塗ってもらっていた。
「タイガーバーム」という、いかにも効きそうな名前と虎の絵柄のビンを覚えている。
それを塗ってもらうと不思議と眠れることが多かった。
薬の効果というより多分、母の言葉が心を落ち着かせてくれていたのだろうけど。
ある眠れなかった夜も、私はいつもの通り母を起こしに階下へ降りた。
お母さん、と声を掛けながら、両親の寝室である和室の戸を引いた。
そのとたん、父の怒号が響いた。
「なんだお前!!入るな!!」と。
驚きのあまり私は暗闇の中、とっさに戸を閉めた。
ちょっとお父さん、と父をなだめる母の声と父の舌打ちを背に、
私は降りてきた階段を昇り返し、部屋に戻った。
理由もわからず怒鳴られたショックで、ベッドにもぐると涙が流れた。
明くる朝母は、
「ごめんね夕べは、ちゃんと眠れた?」
と聞いてくれたが、父は挨拶をしても不機嫌顔だった。
父と母がセックスしていたであろうことは、もっと大人になってからわかったことだが。
何も知らず、眠れず不安で親を頼ってきた子どもを怒鳴り付けるなんて、
さすがは人の気持ちを顧みることを知らない、自己中親父らしいエピソード。
いくら性教育が必要でも、小学校低学年はまだ理解力が足りないため早過ぎる。
このあたりまでは、親がいかにうまく子どもに疑問や不安を持たせず誤魔化せるかが重要かと思う。
この思い出は、なぜかいくつになってもその映像と共に鮮明に覚えていて、
「父が嫌いだ」という感情を大きく後押ししている。
いま、寂しくひとり暮らしの老後を過ごしている父。
因果応報という言葉がぴったり。

