紫陽花が咲き始める時期になりましたね。

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花というものは不思議な生き物。

ほうっておいても咲いて、見る人の心を豊かにします。

 

梅雨時。

 

私の右かかとは梅雨時になると時おり痛んだり、違和感を覚えます。

原因は、子どもの頃に二階から飛び降りたときのねんざ。

 

こんなに年数が経っていても、「古傷が痛む」という言葉の通り、

じわ~っと痛むんですね。

 

 

物心ついたときからの義理兄からの虐待、

はじめは罪悪感も虐げられている虚しさも感じていなかったものの

歳を重ねるごとに、自分が何をさせられているのか知るようになった。

 

小学校高学年ともなれば、クラスメイトはみんな性的なことに興味を持ち始めて。

(今どきの子はもっと早いんでしょうけどね)

 

男の子たちは、わざと女子達に聞こえるように卑猥な話題で盛り上がり、

女の子たちは「年上の姉さんに聞いた話だけど・・・」という感じに

自分の知っている性知識を、教室のすみでひそひそと打ち明けあう。

 

とにかく、性的なことに非常に関心を持ち始める年頃。

 

私はとっくにその未知なるものを知っていたし、見ていたし、体験していて

心の中では「そんなことはとっくに知っているけど」と少々優越のようなものを感じつつも

それを友人たちに知られるのは恥ずかしいと思っていた。

 

しかし妊娠するというメカニズム、避妊ということに関する知識には非常に疎かった。

うっすらとその情報を耳にしたとき、急に心の中が不安でいっぱいになったことを覚えている。

 

義理兄は何をするときにも、一切避妊ということをしていなかったから。

 

今のように、ネットで何でも検索して調べられる時代ではないので。

私は読みたい物語を借りに行くという名目で、忍び込むように図書室を訪れた。

 

自分の不安が現実になるのかどうか確かめたくて。

 

「人間のからだ」とか「人体のしくみ」とか、そんな類の本を探し出し。

第二次性徴とか、性交とか受精とか、そんな単語を食い入るように目で追って

図解付きで説明されている妊娠に至るまでの過程を読んだときは、

心臓の音が聞こえそうなくらい早くなってしまった。

 

自分のしていることが急に、非常に危険で背徳的で絶望的な行為なのだと思い知って

ひとり読みもしない物語の本を手に、真っ白になった頭を抱えて図書室を出た。

 

 

つづきます。