先日、BSプレミアムの世界各地の
ローカル色の濃い居酒屋を紹介する「世界入りにくい居酒屋」で
イタリア・アマルフィ
の店が特集されました。
頭にねじりはちまきのごとく派手なバンダナを巻き
見るからに陽気で元気いっぱいのアラフィフ女性がこの店のオーナー。
厨房で料理を作っていたかと思うと
今度はホールに出てきて、客と楽しそうにおしゃべりに興じます。
実は彼女のダンナもシェフ。
レストランを営む一家に嫁いだ彼女だったけれど、
どうしても自分の店を持ちたくなったのだという。
そして数年前にダンナの理解も得て、お店をオープン。
仕込みの時間、ダンナが店に顔を出しました。
たぶんダンナなりに心配しているのだろうけど
勝手に味見して、もっと塩を入れた方がいいとか
先輩風を吹かしてくる彼に
ウンザリな表情を浮かべる彼女。
たまらずダンナを店から追い出そうとする、
そのコントばりのやりとりが、何とも微笑ましい。
それにしても
夫婦そろってレストランを営むって、
なかなかできることではないですよね。
なぜ、彼女が店を持ちたいと思ったのか。
大好きな料理を存分に振る舞いたかったのは、もちろんでしょう。
でも、彼女にはもう一つ大切にしたいことが
あったのではないかと思います。
それは、心地よい「場」を提供するということ。
前述の通り、彼女は厨房にこもって料理を作るのではなく、
ホールにも頻繁に顔を出します。
この日は、失恋を引きずる男性常連客が来店。
落ち込む彼に温かい一皿を出し、励ましの言葉を掛ける様は、
まるでマンマのよう。
「店に来た客が自分の家のようにくつろいでくれるとうれしい」と
彼女は言います。
お店の名前は「la Ricetta(ラ・リチェッタ)」
レシピのことですが、処方箋という意味もあり、
番組では後者の方で紹介していました。
お客さんがここに来ておいしい料理を食べ、
オーナーとの語らいで元気になっていく。先述の失恋男性客のように。
まさに処方箋だとナレーションを務めた島崎和歌子さんと、
おのののかさんがコーフン気味に話してました。
最近、レストランなどの飲食店を選ぶ際は
料理の味もさることながら、お店の醸し出す雰囲気
「場」をとても大切にします。
お店って、やはりその店の主であるオーナーの人となり、
品格が如実に表れると思うんですよね。
お店のドアを開けたときに感じる、その店独自の「気」。
お気に入りの店はどこも、澄んでるんですよね。
例えて言うなら、観葉植物がすくすく育ちそうな(笑)
そして大概そういうお店は、客層もいいんですよね。
行きつけのBarがあるのですが
初めて訪れたとき、私はあまりの居心地の良さに
勝手にソファー席に移って寝てしまいました(笑)。
以来、すっかりオアシスと化しています。
店主や居合わせたお客さんと他愛ないおしゃべりをするだけなのに、
なぜだかとってもリラックスできるんですよね。
「場」って大切















