ブログを始めたのは家を建てることが決まってからなので


その前のことはあまり書いてこなかったのですが


うちは夫に持ち家願望がなくずっと賃貸でもいいって感じでした


でも若いと感じないけど年を取ってくると


ずっとここに住み続けたいかとか


住み続けられるのかとか考えるようになります


賃貸は保証人たてることがほとんどで


うちは不払いなんてことはしないからって親にお願いしてましたが


親も高齢になってきてずっとお願いできるとは思えないし親以外に2年ごとにお願いはちょっと…


そうなると今度はお金払って保証会社を使うとかなってきます


保証人不要のところは自分も不要だけど周りも不要なのでほとんどご近所と会うことのない今は同じ建物に住むには少し不安も感じます


単純に住み続けていると建物は老朽化してくるけど中も外も壊れるところまでいかない


引っ越したいと思っても地方だと賃貸マンションって新たに建たなかったりする


昔は土地活用で賃貸オーナーって感じで建っていましたが


今は土地活用は太陽光が増えたのでうちにほうは新しめの賃貸マンションってあまり見なくなりました


こんな感じのことで夫も持ち家を考えるようになったと思います


それで最初は中古住宅探しから始めました


私は中古住宅は希望していなかったです


実家が築20年を超えた辺りからリフォーム続きだったから


中古住宅って一見安く見えるけど状態によっては買ってからの出費が未知


でもいい物件が見つかればそれはそれでいいのでまずは夫の考えを尊重しました


実際に探すと

 

築年数が新しいと
物件によっては
ほぼ新築のお値段だったり

 

やっぱり売却の理由が
気になってしまう

 

ご近所問題があるのではとか


うちのほうだと中古で売りに出る物件は築年数は22年くらいが多くて相続が多い印象で


ほぼ新築と築22年の間くらいってあまりなかったです


探すルートが良くなかったのかもしれないし


うちの場合の話と思っていただければと思いますが

  

結局中古住宅を選ばなかった主な理由は


・家が大き過ぎる

・外壁なども傷んでいてリフォームにだいぶかかりそう

・家が古いと建物の価値が低いのでどの程度ローンが組めるかわからない

・住み始めが仮に築20年だとすると40年住んだら築60年になってしまう

・不動産会社がなぁ…

 

こんな感じです


うちの予算もあって見に行った築20年以上の物件前提ですが

 

家はだいたい大手のハウスメーカーのもので大きかったです


4人か5人家族だったのかなって感じでした

 

部屋が余っていると行くのがなんか怖くて


リフォーム前だと住んでいた気配がそのままだからかも

 

それにズボラーが最初に負担に思うのが掃除

 

誰も来ないのにこんな広さはいらないなぁと思いました


友人や親戚が家に泊まることもまずないから客間とかもいらないんです

 

外壁が傷んでる家はありましたね~

 

一部チョーキングしていました

 

チョーキングというのを初めて見たのですが外壁を擦ると手に粉がつくんです

 

なんでここだけ?って思ったけど2階に行って窓を開けた時に窓枠にシミがあって

 

雨漏りの水が外壁を伝わっているようだと気づきました

 

不動産会社の方は仲介だしチョーキングについては言ってたけど雨漏りは気づいていなかったっぽいです

 

中古住宅だからこういうこともあるよなと思いました


夫はそれを見て首を横に振るサインを送ってきたのでこの家はやめました

 

あとは水回りとか使えるけど設備そのものがもう古くて

 

実家がリフォームしたお風呂と一緒だったことがあって

 

実家のお風呂は当時のカタログの前半に載るようなのでしたが、まだ節水の工夫とかなくて湯量がすごいんです

 

あとベランダがとても広い家があったのですが敷いてあるFRPが傷んでいてベランダの下は部屋なので敷き直しが必要そうでした

 

あとは後付けのカーポート屋根が割れてるとか家の屋根の隙間に鳥ではなさそうな巣が見えたり

 

門灯が欠けていたり


中まで見学せずに終わったけど鬼瓦に苗字が入ってる家もあったけど買っても人の家みたいで気になるかなぁ

 

全体として見ればまだ住めるけど当然のことですがやっぱり古かったです


パッと見きれいでも白アリにやられて退治後に周辺をリフォームしてあるという家もありました

 

うちのほうだとまず土地は売値よりだいぶ安い上にこれから上がる見込みもない

 

築20年過ぎた家は建物の評価がかなり低い

 

ここに自分たちがローンを背負う価値があるのか考えてしまう

 

土地も建物も売値はそれなりでも評価が低いとあとは自分たちがどれくらい借りられるのか

 

一番問題なのは築20年の家を買って20年住んだら築40年、平均寿命を考えると40年くらいは住みたいので築60年になってしまう


築20年でもそれなり時代を感じるので今の建物と昔の建物はもちろん違うけど築40年ってかなり古いですよ


40年前って固定電話しかない時代です


20年前だってまだスマホじゃない


家だって大地震を経験したり世の中が変わるに合わせて進化していってるはずです

 

考え方は色々ですが私は新しくてワクワクする一番いい状態を経験せずに老朽化していく建物を直すことばかり考えないとならないなんて夢も希望もわかないと思いました

 

それなら実家を直しながら住めばローンを抱えることもないので修理にお金をまわせるだけマシかもと考えたりもしました

 

最後に不動産会社ですが

 

1軒だけいい会社がありましたが

 

あとはちょっと…

 

一番嫌になったのが

 

内覧の時に広告の金額は高く設定しているんです

 

いくらくらいなら買いますか

 

と聞いてきた会社というか個人経営者

 

結局内覧に来る人みんなに聞いて一番高かった人に決まったんじゃないかな

 

検査してからじゃないととか何かと引き延ばされた挙げ句

 

電話しても転送になって出なくて折り返しとかもなく

 

やっと連絡とれた時には別の方に決まりましたって言われました


高く売りたいなら広告値段は高くしてるのでとか言わなくてよくない?


曖昧にせずに早く断ればよくない?

キープされてた感じ?

 

後は別の会社でも賃貸は社員だけど売買は社長が出てくるらしく

 

バブル風を引きずっている感のある社長で

 

私たちの前に内覧してローンが通らなかった人の話とかベラベラ喋っちゃうんです

 

親が持ってればいいけどそれもなくて、とか、それ言っちゃう?って思って

 

うちも色々言われるんだろうと思うと信用できなかったです

 

あれだったら社長は出てこないほうがいいと思いました

 

あとはリフォーム前に見ていて選ばなかった物件で結局不動産会社が買ったようでリフォーム済み物件として再販されていましたが

 

売り出されている写真を見たらキッチンやお風呂はそのままでクロス貼り替えと裏の木の抜根と目立つところがきれいになっただけでびっくりプライスになってました

 

リフォーム後はすぐ売れたみたいですが

 

リフォーム済み物件って割高感すごいって思いました


そこは私から見たら売主さんが少し気の毒に感じたけど最初の売り出し価格が地域の相場に対してかなり高くて


専任が地域の不動産会社ではなく離れた大手の会社だったのでこれくらいで売れるって言われたんじゃないかな


私たちが見た時は400万値下げした後だったようで


それで最終的に別の不動産会社が買っているのだから更に値下げしたかも


売主さんはいい人かもしれなくてもこういう裏事情みたいのを感じるとマイホーム購入意欲がすごく下がる

 

そんなわけで

 

運よくいい物件に巡り合うこともあるのが中古物件だと思うのですが


うちは全然うまくいきませんでした

 

同じ予算だったら中古住宅のほうが大きい家が買えたり、なかなか土地が売りに出されない地域で買える場合もあったり

 

多少リフォームする程度ならすぐ住めるし、D.I.Yする楽しさに価値をおくこともあると思います

 

一方でチョーキングしていた家のように気づくか気づかないかのことで思わぬ出費が発生したりするのも中古住宅なのかな


ライバルが現れたりすると早く決めたいと思ったりもしますが、中古だからって安い買い物ではないし、焦らずよく考えるのも大事だと思います


うちがその中でもいいかもと思った物件は結局お値段がけっこういってしまって、リフォームしたら新築の今の家より高くなってたかと


比べていったら高いほうがよく見えてしまうんです


状態がよくて予算が合って場所もよくて間取りも使いやすくてなんて色々考えたら狭き門でした


その中でいい物件と出会えれば中古住宅のメリットをいかせると思います


同時に少し駅やスーパーから離れるとかした土地なら新築を建てられたりする場合もあるし条件を広げるのもいいかもです


長くなりましたが、お探しの方はいい出会いがありますようにニコニコ