一闡提? | 猫別当小烏丸

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具一切功徳 慈眼視衆生

福寿海無量 是故応頂礼


大乗涅槃経の基本的教理は、

  1. 如来常住(にょらいじょうじゅう)
  2. 一切衆生悉有仏性(いっさいしゅじょうしつうぶっしょう)
  3. 常楽我浄(じょうらくがじょう)
  4. 一闡提成仏(いっせんだいじょうぶつ)

大乗を誹謗するものに対して厳しい姿勢をとり、これを一闡提(いっせんだい。: iccantica欲望よりなる者、の意)と呼び、仏となる可能性をもたない(一切衆生の例外規定)とする[1]。しかし、後の増広部分(法顕訳にない北本の第11巻以下)ではその主張を緩和し、方便説として[1]、闡提にも仏性はあり成仏できる可能性はあるとする。この経は4世紀の成立で、龍樹には知られていない[1]