以前、このブログで民主党政権が相続税の大増税を目論
んでいることを書きましたが、自民党政権に戻ってもやる
みたいですね。
本来、日本は資本主義の自由国家である筈です。です
が、この仕事をしていると、いつから社会主義国家になっ
たの?って思うようなこととよく出くわします。例えば、農
地の利用、転用、売買等を定めた「農地法」。農業ってビ
ジネスであるべきなのに、資本力のある株式会社が農業
を成長分野のビジネスと認め、参入しようとしても農地が
簡単に買えない。例えば旧借地法、旧借家法。本来は土地所有者から土地を借りて利用しているだ
けの筈なのに、いつの間にか借り手が土地所有者より強くなってしまっている。その土地が必要とな
ったのに、簡単には返して貰えない。どころか、多額の立ち退き料が必要となっている。こんなことが
まかり通っているから、賃貸市場がいつまでたっても発展しない、等々。
その最たるものが相続税だと思います。私に言わせれば、これほど日本を悪くした制度はありませ
ん。旧民法下での家督相続が現行民法下で認められなくなってしまった結果、家長がいなくなって
しまい、結果として「家」を大切にする人が少なくなり、先祖を粗末にする。貴重な文化財的価値のあ
る建物が重税に耐えられず、維持できなくなって取り壊されてしまう。まとまった土地が相続税納税の
ために売却され、どんどん細分されて都市の品格が崩れてしまう、等々です。
ですが、決まってしまったものは仕方ありません。先祖から受け継いできたものを守るためにも、対策
は早めにしておいた方がいいと思います。所有する土地の客観的な価値くらいは知っておく、毎年そ
れを見直す、といったことは必要です。
病気は早めの治療が肝心なのと同じで、相続対策も早いに越したことはありません。
