先日、FSHが高いため採卵周期に入れず、抑制するお薬を注射してきました。
リプロ独自のFSH調整法です。
FSHは脳から分泌されるホルモンで、卵巣に働きかけて、卵胞を育てるように命令するシグナルです。
その時渡された計画書では、FSHが下がれば、クロミッドでの誘発、となっていました。
あれ??
クロミッドは、抗エストロゲン製剤で、エストロゲンを認識させないことによって、FSHの増生を促すお薬です。
結局、FSHを高めるってこと???
てっきり、FSHが邪魔だから抑えるのだと理解していたのです。その分、体外からHMGなど、FSH製剤を入れるのかな?と。
でも、それはどうやら誤解で、卵胞を刺激するFSHがあまりに高いと、卵巣が逆に言うことを聞かなくなっている状態みたいです。勉強しろ、勉強しろ、とうるさく言われると逆にやる気無くなる、みたいな。小学生男子、みたいな。
というわけで、FSHを下げて、頑なになった卵巣の警戒を一回解いて、気持ちの柔らかくなった卵巣に改めて刺激を与えていくようです。
う〜ん、奥深いニヤリ