勇者Cocoは、ついに旧世界から、より高い次元に存在する新世界に冒険の場を移行しました。第2章からの続編になります。
今回は、その後の舞台説明(プロローグ)から。
帝都魔術師団 チームJに配属勇者Cocoは、暗雲とネガティブな感情で満ちていた旧世界から、平和で豊かな新世界にワープした後、帝都所属の魔術師団下にあるチームJに配属された。
そして、帝城で様々な人達へヒアリングを行う中で、一見平和に見える新世界でも、この1年局地的に環境変動が起きており、その規模が拡大しつつあることを聞かされた。その中で、帝国も変革を迫られていた。
旧世界の激しい戦場で戦ってきたCocoは、チームJの他のメンバーよりも視野の広く、難しい状況での決断力、対応力で優れていることが評価され、チームのサブリーダーポジションを得ていた。
しかし、魔術師としては他のメンバーの方が経験値が高く、Cocoは得意な魔法と苦手な魔法とで能力に偏りがあった。さらに、どこから来たのかも分からないニューフェイスにサブリーダーのポジションを取られたということで、チームの雰囲気は微妙な状況になっていた。
実はCocoは、変化を好まないチームリーダーに痺れを切らした魔術師団長から、チーム変革の密命を受けていた。
このチームをどう変えていくかが、新世界でのCocoの最初の課題であった。
魔術師学院ラムカからの破門とイマルとの出会いそんな中、Cocoは色々なツテを駆使し、知る人ぞ知る裏魔導学院ラムカに入学した。
任務の傍ら学院で魔術を学び、スキルアップを図るつもりであった。
しかし、
学院長リズモントの講義で、彼と対立。
あっという間に破門となってしまったのである。
その突出した魔術力故に、帝都の政財界に強力なネットワークを持つと言われているリズモント。ラムカは世界の変革を担うエリートを育成する影の魔術師養成学校と言われていた。
しかしCocoは、ラムカは優秀な若者達を洗脳しリズモントを崇拝させるカルト教団と化していることを看破してしまったのである。
なぜなら、彼の言動はまさにCocoが旧世界で慣れ親しんでいたものだったからだ。
そう、彼もまた旧世界からやってきた人物であること、そして旧世界のやり方でこの新世界を支配しようとしていることが見えてしまったのである。
一方で、学院の最初のクラスで出会ったラムカの特待生イマルの純粋さに心打たれたCoco。新世界で初めて心から繋がりたいと思えた相手だった。
しかし、彼はリズモントに心酔しており、彼の小姓でもあることを知り、ショックを受ける。
しかも破門されてしまった今、リズモントもイマルももはや手の届かない遠い存在になってしまった。
チームJの変革、リズモントやイマルへの複雑な想いをを抱えつつ、『Cocoの大冒険ー新世界編』始動です。





